第三章:サラリーマン・OLがFXで勝つには。1話

(前回)第二章:トレードコストを今一度考える 2話へ

 さあ、このシリーズの第3章になります。

 1章では「デイトレで負け続けたら諦めろ!」、2章では「トレードコストを考える。」そして今回のサラリーマン・OLがFXで勝つためには、です。

いわゆる、兼業トレーダーでグッド成績を残している方は、おそらく専業トレーダーと比較して圧倒的に数は少ないでしょう。

実力のある専業トレーダーの方々と比較しても仕方ないのですが、各FX会社統計で9割近くが負けているのは、本当に事実だそうです。

統計の取り方次第かもしれませんが、年間収益ベースのみで計算すると、大体3割弱がプラス、7割強がマイナスで取引を終えていると関係者から聞いたことがあります。

 但し、これが2年、3年と増えるに連れて、やはり減っていくようです。

もちろん、その口座が税金対策用でわざとマイナスにしたかもしれませんし、長期口座で逆のヘッジ用に使われてワザとマイナス口座なのかもしれません。

または休眠口座もあるかもしれません。よって上記を考慮して年月をかけていくと、9割が負けているという事実は当たっているかもしれません。

新規参入者して、すぐFXで辞めた人も計算のうちに入りますからね。

■Yahoo!ファイナンス・ファイナンススタジアムで事実確認。

一番わかりやすいのは、Yahoo!ファイナンスのファイナンスバトルをご覧になって頂くとわかりやすいでしょう。

スクリーンショット (136)

出所:ファイナンススタジアム ランキングページ

 先月のデータをクリックして、損益の分岐点がどれぐらいの割合でいるかクリックしていけばわかります。

僕が見ている限りでは、ファイナンススタジアム参加者の30~35%ぐらいのトレーダーさんたちが毎月プラスで終えているようです。

やはり、というところがあります。2015年11月現在では、およそ400人ほど登録されておりますので、統計的にもほぼ間違はないでしょう。

素人は確実に大きく負けますので、結局年間ベースの収支では2割程度しか、プラスで終えられていないかもしれません。

またその中でも専業トレーダーの方々を数にうちに入れないとしたら、兼業トレーダーとしての素人枠で勝ち残っている方々は、本当にごくわずかだということも認識できるはずです。

 

■兼業トレーダーとして少しでも収益をあげるには。

 さて、この事実を目の当たりにして如何でしょうか?

第一章、第二章でお話したコストの重要性、デイトレは兼業トレーダーに本当に向いているのか?

今まで論じてきたことは常に計算のうちに入れて不利な環境でトレードをしていることを予め認識しておかなければなりません。

主婦でも儲かるFXは、このFX業界やメディアが作り上げた宣伝文句の一つしかありません。虚像です。

僕の知る限り、FXで勝っている主婦の方は、センス抜群、勝負強さ抜群です。

女性って、本当に勘が冴えるんですね。 直感では、男性が勝てるわけないかもしれません。

っと、僕はそう思います。

ただそんなことを言っていて、引き下がっているわけにはいきません(笑)

男性だって、辛抱強く、意外と慎重な面もあります。このあたりは女性より長けているでしょう。

 次の章は、そんな男性会社員のライフスタイル併せてFXトレードとの付き合い方について、考え方を披露したいと思います。

FXトレードをされている大半は男性の方であり、サラリーマンかと思われます。

家族を支え、限られた資金で失敗もあまり許されない方も多いでしょう。

会社員ならではの戦い方も非常に重要です。トレードをするにあたって、ライフバランスも考慮した僕独自の視点でお話をしたいと思います。

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