お疲れ様です。Johnです。
早いもので2017年も年の瀬ですね。
今年は皆さんにとってどのような年でしたか?
2018年は今年以上に稼ぐことができるよう、皆さんの成功(もちろん私自身の成功も!)を祈っています。
さて、今日は2017年のFX業界で注目を集めた通貨『メキシコペソ(MXN)』へ触れたいと思います。
メキシコはどういう国?
メキシコは人口が約1億3,000万人程度。
面積は196万平方キロメートルとなっており日本の面積の約4倍です。
首都はメキシコシティで宗教はカトリックが9割という土地柄です。
2016年の名目GDPは1超460億ドル(日本は4超9395億ドル)となっています。
主要な貿易産業としては自動車や自動車部品、電化製品、電気部品などで、全体の金額割合はさほど高く無いものの原油もあります。
特徴的なのは輸入47%、輸出81%がアメリカ合衆国であるという点です。
そのため、メキシコ経済はアメリカ合衆国の好景気の影響を多く享受できる反面、経済不振時にも大きく影響を被る危険性を持ち合わせています。
メキシコ経済の今後はアメリカ合衆国次第と言っても過言ではないですね。
メキシコの経済状況と歴史
メキシコの経済規模は世界でも比較的上位に位置します。
メキシコのGDP成長率はここ数年2%以上をキープしています。
2016年の米国大統領選挙時のトランプ氏のメキシコ国境への壁建設発言等メキシコへの風当たりが強まった影響で、メキシコのの消費者信頼感指数は一時的に急落したものの、現在は当時と比べてトランプ政権への恐怖心も和らぎつつあり、消費者信頼感指数は以前の水準まで戻りつつあります。
失業率の方はと言うと以前の5%ほどの水準から現在は3%台前半まで下がっており、安定しています。
2017年のアメリカ経済の躍進がメキシコ経済へ浸透し、メキシコ国内の雇用情勢が活気づいている証拠ですね。
メキシコは過去1982年のメキシコ債務危機、1994年のメキシコ通貨危機という2度の大きな危機に直面しています。
当時は低賃金のメキシコへ世界の産業が生産工場を建設するなどメキシコへ世界の資金が集中しましたが、米国をはじめとした先進国の利上げやメキシコ国内での内紛(大統領候補者の暗殺など)によって信頼性が低下した結果の資金流出がきっかけとなりメキシコバブルが始めています。
しかし、現在はアメリカ経済の多少の過熱感の影響を受けて、メキシコも物価上昇を抑えようと金利を7.25%まで上昇させていますが、徐々に物価上昇率を抑えられつつある影響で、メキシコ中銀は金利の上昇ペースの鈍化する方針を明言していますので、以前の危機時のようなメキシコバブルの破綻の懸念は少なそうです。
また、以前のようなメキシコへ資金が集中的に流入している傾向も見られないため、経済はバブルというよりは拡大基調に乗りつつ安定成長を持続している印象です。
2017年日本で大きく注目されたメキシコペソ
2017年の国内FX事情を振り返るとメキシコペソへスポットライトが当たっていたように思います。
その理由は、2017年に多くのFX会社において取扱通貨としてメキシコペソが導入された点が挙げられます。
最も記憶に新しいのはくりっく365(東京金融取引所)へのメキシコペソ/円上場です。
その他、大手FX会社のマネーパートナーズもメキシコペソ/円の取扱いを開始しました。
このメキシコペソ/円の流れはまだ継続していて2018年に入ってもFXプライムbyGMOなどが導入予定となっています。
FX業界も注目している通貨ペアがメキシコペソと言えるでしょう。
なぜ、メキシコペソを取扱開始するFX会社が増えているのでしょうか?
メキシコペソの魅力
メキシコペソを取扱うFX会社が増えている理由は単純にユーザーからの声が大きいからにほかなりません。
その理由はただひとつ。
メキシコは現在、高い金利に位置しています。
メキシコの金利は7.25%(2017年12月時点)となっており、個人投資家に高金利として高い人気を誇る南アフリカランドよりも高い金利水準となっています。
そのため、低金利の日本円に対してメキシコペソを保有しているだけでスワップポイントを得ることができる訳です。
スワップポイントのような貯蓄性のある商品は日本人投資家にとって高い人気を誇りますので、トルコリラや南アフリカランドに次ぐ新興国高金利通貨ペアとしてメキシコペソ/円への人気が徐々に高まってきています。
それでは、チャートを見てみましょう。
いまが買い時?最安値水準のメキシコペソ
(※メキシコペソ/円月足チャート サクソバンク証券)
こちらはメキシコペソ/円の月足チャートです。
メキシコペソ/円は2008年には約11円の水準でしたが、2017年現在では5円台を推移しており、史上最安値水準となっています。
(※メキシコペソ/円週足チャート サクソバンク証券)
次にメキシコペソ/円の週足チャートです。
直近手前で大きく下落しているのが見て取れます。
2016年の米国大統領選挙のトランプ氏の発言を受けて下げていました。
しかし、2017年に入っては徐々にトランプ大統領への恐怖は薄れつつあります。
具体的な懸念材料であるNAFTA再交渉は2018年の米国中間選挙の存在から早くまとめねばならない米国側にプレッシャーがかかっていますし、メキシコ国境の壁へ建設するというトランプ大統領の発言も現実化の話は進んでいるという話をメディア経由で耳にしなくなりました。
また、米国の経済は現在、非常に好調に推移していることもメキシコペソの好材料として挙げられます。
新たな懸念は米国の景気後退ですが、直近はその兆しも見えてきてはいませんので、しばらくはメキシコペソ/円はじりじりと上昇するのではないかと思います。
メキシコペソのスワップポイントは?
FX業界でも最多の160以上の通貨ペアを取り扱っているサクソバンク証券では1万通貨あたり、メキシコペソ/円のスワップポイントは10円前後(チェックした日は9.51円)でした。
メキシコペソ自体が日本円に対して5円前後のため、少額の証拠金で購入可能な点を考えると比較的高い利回りを狙うことができますね。
もし、寝かせている資金があるならば、少額からでもメキシコペソ/円にて2018年資産運用をチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
その際には、サクソバンク証券は高スワップポイント、取扱通貨ペア数の豊富さ以外にも週明け月曜日に国内で最も早く取引が開始できるなど、オンリーワンのサービス性が複数あるため、オススメです。
■参考記事:週末ニュースで月曜儲けるチャンスをモノにする方法とは
もし未だ口座をお持ちでない方はこの機会に口座開設を開設しておくと来年2018年の収益チャンスをモノにすることができるかも知れません。
是非、検討してみてくださいね。
※サービス内容詳細はサクソバンク証券のホームページで必ずご確認ください。
以上です。
それでは、また!
John