米軍がシリア空爆?!市場はその時どう動いたのか?

syria

お疲れ様です。サラリーマンFXトレーダーのJohnです。

4月7日の日本時間午前9時40分にアメリカがシリアを空爆しました。

シリアのアサド政権が反体制派に対して化学兵器を使用した疑いがあるためです。

しかし、シリアはアサド政権、反体制派、イスラム国と三つ巴の泥沼内戦状態が続いており非常に情勢が不安定なうえ、今までロシアの後ろ盾を得てきたアサド政権を今回アメリカが攻撃したため今後の米露関係の行く末に対して不安視する見方が拡がりつつあります。

そんな中、各市場はどのように反応したかについて今日は着目したいと思います。

有事の際に市場はどう動くのか?

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戦争や内紛(クーデターなど)が起こった場合を有事として市場はリスクオフへ動きます

そのため、金融資産で言えば株式などがリスクオフ時には売られ、逆に安定性の高いといられる金融商品、例えば金や通貨ペアで言えば日本円等が好んで買われる傾向が昨今では強い印象です。

また、現金化して手元資金として担保して置くという動きも当然あると思います。

そんなリスクオフの傾向が今回のシリア空爆時にも同様に見られたのか?今回は各市場別の動きを振り返っておきたいと思います。

シリア空爆で米株式市場の反応は?

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米株の動きをGMOクリック証券CFDプラチナチャートで「米国30」(※通常のダウの扱い)の動きを確認してみます。

時間足は1時間足です。

シリア空爆が9時40分でしたが、その報道を境にアメリカ株は下落しています。

一時20,500ドルを大きく下抜けて20,400ドル台まで下落しています。しかしその後買い戻される格好となりました。おそらく市場は今回の空爆に伴う顕在化したリスクを限定的と受け止めたのかも知れません。

遠国空爆の余波で日本株にも打撃!

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次は日本株の状況を見てみましょう。

チャートは日本225(※通常の日経225にこと)、時間足は1時間足です。

日本株は先日の米トランプ大統領の医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案の採決中止に伴う米長期金利低下、円高という流れの中で銀行関連銘柄や鉄鋼関連銘柄を中心に下げていました。そこからの戻りをシリア空爆がすべて打ち消す格好で再度下げています。

■参考記事:専業トレーダーひろぴーさんのヘルスケア法案成立失敗からの今後の投資戦略

日本株式市場の動きを見るとアメリカの医療保険制度改革採決や遠国である中東シリア空爆といった問題も単なる外国の問題と距離感をもって浅く捉えることは危険だということが分かります。

私たちにも身近な株式市場にも影響するということを理解する勉強材料として各問題に対して理解を深めておく必要がありますね。

リスクオフの時には人気が高まる金融商品

最後に見ておきたいのが金(Gold)です。

金はリスクオフ時に買いが殺到します。リスクが顕在化した時の資産退避先として人気が高いためです。
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金はシリア空爆直後に案の定、価格が急騰しています。

やはりリスク時には人気が高い金融商品ですね。

ただ、その後は少し戻していますが、今後のシリア問題の行方や米露関係の状況次第では再び金が買われるという事態も容易に想定出来るのではないかと思います。

なお、もっと金について知りたい方は金をメインに紹介した記事がありますので併せてご覧ください。

■参考記事:金スポットしよ?気軽に金へ投資する方法

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本記事まとめ

世界が平和であるに越したことはありません。

ただ、日々刻々と変化する世界情勢に対して我々は投資家として対応していかねばなりません。

それはプロも個人投資家も同様だと思っています。

有事の際に自己資産を守ることが出来るのは自分自身だけですので日々様々な情報をチェックし、日々投資家としてのスキル向上に努めていきましょう。

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以上です。

それでは、また!

John

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