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2016年秋~冬 株式・為替相場展望2


さて、NYダウのチャート分析と景気サイクルについてお話をしたいと思います。

■前回の記事:日経平均先物分析チャート記事へ

先進国では最も経済的に調子が良いのが米国株です。新興国が崩れても世界で何かが起きても、下落するものの、立ち直りの速さはここ数年ではピカ一でした。

スクリーンショット (45)

NYダウの月足チャートです。2本のトレンドラインを抜けてきております。

徐々に上昇のカーブが緩やかになっている証拠です。

この8年間は非常に大きく株価が上昇しました。特にナスダックは異常な強さです。

フェイスブックやアップルなどがその株式市場を牽引できる存在もいるからでしょう。

次のリセッションでも、この二つの株式は踏みとどまると思います。そのほか、Amazonなども強いと思います。未来の最強の小売り業だと思われます。

しかし、こういった勢いのある個別銘柄は別として、平均的な総合指数はというと。。。

NYダウ先物月足チャートは、上昇トレンド最中に安値と高値を同時に更新しました。

ピンクで囲った部分です。

ここ最近の値動きには少し警戒をしております。短い時間足でもそうですが、高値圏やボトム圏でのこういった値動きは相場反転の合図となることが多いからです。

または激しく上髭、下髭を残すローソク足を形成した場合も注意ですよね。あきらかに上昇してきたトレンドと比較しても、天井圏で出現するローソク足がそれらの実体よりも長い足が交互に出現することもあります。

この場合もかなり、要注意です。

やがて、そのような値動きをした後には、必ず深めの下落があります。つい先日、S&Pの過去最高値更新の際、ここ数年ベースでは空売り比率が最も低い数値だったそうです。

おそらくショート狙いの投機筋も全て損切りさせられたのでしょう。売り方のストップも、このチャートの高値超えても、もうなさそうです。

下記にNYダウの急落や下落の歴史を少し紹介したいと思います。

NYダウ30年間の急落・下落・歴史

出来事 株価の推移 下落率 期間
1897年 ブラックマンデー 2700⇒1600 約40% 3ヵ月
1990年 湾岸戦争勃発後 3000⇒2350 約20% 4ヵ月
1994年 高値圏からの下落 4000⇒3550 約11% 4ヵ月
1997年 アジア通貨危機 8300⇒7000 約16% 3ヵ月半
1998年 ロシア財政危機 9350⇒7400 約21% 3ヵ月
2000年 ITバブル高値圏の乱高下 11750⇒9100 約22% 14ヵ月
2001年 9.11テロ~ITバブル崩壊 10600⇒8060 約24% 2ヵ月
2001年12月 エンロン破綻
翌年7月ワールドコム破綻
10670⇒7100 約33% 8ヵ月
2003年~ 2007年の上昇相場、約10%の下落が複数回。
2007年10月 サブプライムローン問題発覚 ※13900⇒11630 約16% 3ヵ月
2008年9月 リーマン・ブラザーズ破綻 11800⇒6500 約45% 6ヵ月
2010年4月 BPメキシコ湾原油流出事故 11200⇒9600 約14% 3ヵ月
2015年5月-8月 チャイナショック ※18300⇒15400 約16% 3ヵ月半
2015年12月 米国利上げと中国株の暴落 17900⇒15500 約14% 3ヵ月
※史上最高値からの下落


過去30年で書き並べてみました。

ちょっと多いのですが、今後の参考資料にもなると思って書きました。ブラックマンデー、ITバブルやリーマンショックを除きますと、実はたいした下落はそこまでありませんでした。

米国本国に関するショックは下落は大きいものの、それ以外はおおよそ10~20%が押し目のタイミングとなっております。

リーマンショック前の天井は2007年です。そして今年はつい先日、NYダウは史上最高値を更新してます。

この期間でみると、実は9年かかっております。

2009年初頭から今日の7年半はまさに浅めの押しを乗り越えて上昇し続けたことになります。

こういった値動きは1989年から2000年までの11年間も似たような状況でした。(ロシア危機はちょっと大きかったのですが。)

しかし、こういった長い年月の上昇サイクルを終えたあとには、1980年~から上昇を終えて、ブラックマンデー、1990年から上昇を終えてITバブル崩壊、住宅バブル⇒リーマンショックを市場は経験しました。

そして、2009年からはグローバルQEバブルです。それが、もう間もなく終焉を迎えるのではないでしょうか。

個人的には2016年秋~2017年前半を目処に、大きな下落サイクルに突入する時期ではないと考えております。

 

相場反転の序章期


これから起こることは、急落はまだもう少し先と考えても、2007年⇒2008年に至る、序章の下落は間もなく訪れるのではないかと考えております。余裕もみての戦略です。


スクリーンショット (221)
こちらはNYダウ先物週足チャートになります。

今年は高値圏の上昇トレンドになっており、トレンドラインに支えられております。

おそらく、このトレンドラインを割ってくるならば、一度17000ドル台のミドルに到達するでしょう。

ここからが問題で、今一度、上値をどこまで試しにいくのかが個人的には注目だと考えております。

16800ドルまで落ち込みますと、およそ10%の下落ですので、買いが強めに入る可能性もあります。

コツコツと戻り売りがワークして、小まめな利食い期間となるように感じております。

もしくは、またまたそれが浅い押し目になり、もう一度高値を更新する機会はあるかもしれませんが、向こう1~2年、根気よく逆張り売りを繰り返せば、かなりの確率で大きなリターンを狙える時期なのかな~っと個人的に考え始めております。

世界4大リスク


A.チャイナリスク:住宅バブル崩壊・理財商品の利払い不能、元安止まらず、資本流出、新興国バブル完全崩壊など。

B.ドイツ銀行リスク:CDS問題、COCO債問題。 欧州危機再来

C.イタリア系銀行リスク:同じく債務不履行・デフォルト 欧州危機再来。

D.債券バブル崩壊:全世界の同時低金利時代が引き金。強烈な緩和状態が要因。長期金利が上昇サイクルに入る。

20年以上前と現在の違いは、グローバル化が進んでしまったことにより、全世界同時ショックになりやすい傾向は必ずあると思います。

上記のA~Dどれから来ても、すべて波及させるインパクトがありそうです。個人的に確立が高そうなのはBかな~っと個人的には考えております。

本当にヤバいのはDです。これは日本もタダじゃおかない事態です。超インフレを警戒しなければなりません。


主要国がバランスを崩せば、間違いなく、買い持ちしている国同士、超大手企業同士がバランスを崩します。

これが連鎖反応を起こして、過去の下落幅よりも多めの下落を実現してしまうのではないでしょうか。

行き着く先は債券・社債などです。

危機があるたびに、中央銀行は量的緩和を繰り返してきました。

年々、世界中に出回る資本の量は多くなっているため、上記に羅列した定期的に訪れる下落サイクルの下落幅も大きくなっているのかもしれません。

やはり、40~50%ほどの下落を覚悟するリスク管理をする時代が来ているのではないでしょうか。

それに対応した資産運用も、かなり近い未来必ず必要となるでしょう。

次のNYダウの下落が15~20%だったとしても、安易に押し目買いは拾うのだけは避けたいところですね。。。

日経とダウのチャート分析と続きましたが、次回は為替について書きたいと思います。