JR九州(9142)が10月25日に新規上場!

こんにちは、ポケモンをこのまま続けるかどうか悩んでいるくみちょーです。
昨日、ようやく100km歩きましたよ~。

さて、今回は久しぶりにビビットくるトピックスがありましたので記事にしたいと思います。

前回(FXトレーダーもIPO(新規公開株)に挑戦!)に引き続き株のネタなのですが、10月25日(火)にJR九州が上場することをご存知でしょうか?

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特別急行列車(新幹線)つばめ800系

なんと、時価総額は約4000億円と見込まれており、今年7月に上場したLINEに次ぐ2番目の大型上場となります。
ちなみに、ゆうちょ銀行は4兆円ほどありましたので比べ物になりませんが、JALやリクルートなどの大型上場と並ぶ規模となります。

JR九州は3泊4日で38万円 – 95万円もする高級列車「ななつ星」が絶大な人気を誇り、博多駅周辺地の再開発など鉄道以外の事業も好調。

インバウンド需要の取り込みもあり、過毎年右肩上がりに成長しており、今期も過去最高益を見込まれています。

投資家にとってはチャンスの投資機会だと思いますので、JR九州の投資情報やIPOを手に入れる為のおすすめの証券会社などを書いていきたいと思います。

不動産事業が絶好調のJR九州

JR九州を知るうえで役に立ったのは、グループの中期経営計画(2016-2018)でした。

これをみて思った感想は、「あっ、これ鉄道会社じゃなくて不動産会社だな」ということ。
同社は鉄道事業以外に26の事業を展開していますが、やはり本業である鉄道事業の売上が圧倒的に多を占めています。

その他の売り上げは全体の30%ほどのなのですが、利益の多くは実は不動産事業が稼いでいるのです。

JR九州まちづくり

JR九州経営数値目標
(参考:JR九州グループ 中期経営計画)

セグメント別の売上高を見てみると、以下のようになります。

セグメント別売上

不動産業・土地開発以外も意外に流通・外食が急成長しており、シェアが高まっていることが分かりますね。

JR九州の経営成績

そして基本的な経営情報です。

カテゴリー 26年度 27年度 増減 前年度比 備考
営業収益 3,574 3,779 205 105.80% 6期連続増収(過去最高)
営業費用 3,446 3,570 124 103.60%  
営業利益 127 208 81 163.50% 3期連続増収(過去最高)
営業外損益 127 111 ▲16 87.10%  
経常利益 255 320 64 125.30% 3期連続増収(過去最高)
特別損益 21 ▲4,786 ▲4,786  
当期純利益  150 ▲4,481 ▲4,481 ※10期ぶりの赤字

(単位:億円)

※特別損益が4000億円もあって驚きだと思いますので説明しますね。
JRはもともと民営化された際に、鉄道事業は赤字でした。それを補うために基金を作り、赤字を補っていました。
16年3月期に九州新幹線の設備を保有する鉄道・運輸機構からの貸付料を一括で前払い、その他の有利子負債の返済を行うために、民営化時に国から受けた3877億円の経営安定基金を取り崩したのです。
これにより基金の運用益が無くなるため、鉄道事業の固定資産を減損処理。

九州新幹線の規模拡大により、鉄道事業の3分の1を稼いでいることもあり、今後の十分黒字の目途が立ったのでこういった判断をしたのでしょう。
結果、5462億円を特別損失として計上し、最終損益は4330億円の赤字となりました。

IPO情報

続いて、JR九州のIPO情報です。

カテゴリー  詳細
単元株数 100株
新規発行株数 1億6000万株
想定価格 2,450円
仮条件決定日 10月6日(木)
ブックビルディングの期間 10月7日(金)〜10月14日(金)
売出価格決定日 10月17日(月)
申込期間 10月18日(火)〜10月21日(金)
上場日 10月25日(火)
主幹事証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券、野村證券
JPモルガン証券、SMBC日興証券

想定価格が2,450円ですので、25万円あれば申込できます。
ドル円を5枚ほど買うイメージですね。

この時点での同社の割安・割高を占めるPERは10.26倍。
配当利回りは1.53%(配当金37円50銭)となります。

一般的にPERは16倍以下であれば割安なのですが、他のJRグループを見ると10倍前後。

銘柄 JR九州 JR西日本 JR東海 JR東日本
PER 10.26 11.52 9.46 13.33

(2016/9/28)

ただ、同社は他のJRと比較して鉄道事業以外の収益があることや、直近のIPOが非常に好調に伸びていることから、少なくともJR東日本の13倍ほどにはなるのではないかとみています。

株価的には3,000円越えは堅いのではないでしょうか。
ちょうどドル円を5万通貨買って1円の上昇を取るイメージですね。

また、JR九州は2019年度までに配当性向30%を目指すとしており、配当利回りは約3%まで上場することが見込まれます。

株主優待

さらに、株主優待の新設を明記しておりますので、上場に際しての投資家対策がきちんとできているという印象を受けます。
優待内容は100株からもらえるサービスの半額なのですが、こちらはチケットショップへの転売も可能となっております。

JR九州株主優待
(出所:株式売り出しとどこで目論見書)

狙い目の証券会社

JR九州のIPOはどこで申し込めばよいでしょうか。

今回の主幹事は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、野村證券、JPモルガン証券、SMBC日興証券ですが、どこも大手のため資金力がないと当選は難しいところです。

ですが、ここで当選しやすくする裏ルートがあるのです。

それは三菱UFJモルガン・スタンレー証券のグループ会社であるカブドットコム証券を利用するということです。
実際に郵政3社の上場時や、LINEの上場時もカブドットコム証券には主幹事のグループ企業ということでそれなりの割当がありました。

カブドットコム証券の次に有望なネット証券ではSBI証券、マネックス証券あたりでしょうか。

今回は1億2千万株の公募(LINEは1200万株)がありますので、25倍以上の抽選倍率のあったLINEと比べると比較的当たりやすいのかもしれません。

なので、筆者はカブドットコム証券での抽選を狙っていきます。

ブックビルディング期間は10月7日~10月14日ですので、証券口座をお持ちでない方はこの機会に口座開設をしてIPOにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

JR九州の上場は10日25日。
初値で1割アップの2,700円付近を狙い、3~1週間ほどの保有で3,000円台での売却を狙っていきます!

・三菱UFJFG傘下!隠れIPO有利なカブドットコム証券
カブドットコム証券

ABOUTこの記事をかいた人

FX歴2009年~、株歴2015年~。その他、CFD、商品、オプション、仮想通貨まで幅広く取引しています。金融メディア勤務で数多くの個人投資家ネットワークに参加。機関投資家から億トレまで、多くの投資家から得た知識を展開していきます。