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市場ポジションの傾きを読む。1話

  よく、ポジションが傾いているとか、偏っているとかいる表現を耳にしませんでしょうか?

例えば、市場のドル円ポジションが買いにかたむいている、かたよっている、という表現をされることがよくあります。たくさんの市場参加者のドル円買いポジションが市場に残っているという意味します。

そういった状況では、よく織り込み済みパターン トレードが成立することが多いのです。

 今回はその織り込み済みパターンの典型的なトレード、「バイ・ザ・ファクト、セル・ザ・ファクト」が起こりやすい状況の紹介を致します。

 

織り込み済み


 僕が相場を始めた頃、よく引っかかっていたのは、このような市場ポジションが偏りきった状態でさらにその方向にポジションを取ってしまうことでした。間違いなく、最終的には損失を出してしまうのです。

いわゆる、織り込み済みのファンダで天井で買ってしまったり、底値で売ってしまったというのが、このパターンに属します。

この経験は株取引でも為替取引でもございます。
例えば、株取引の場合は、決算前の噂で内容が良好らしい=期待して買う。

⇒結果決算が良い⇒翌日寄り付きで買う。⇒買ったところが天井。

こんなケースは本当によくありますよね(笑)?

為替でも同じです。

国の政策金利発表にて、事前予想通り、利下げするかもしれない!?
金融緩和するかもしれない!?

⇒実際に利下げが実施される⇒通貨急落!急いで売る!⇒「あなたが売ったそこが底」っといった相場のダジャレ格言のように、見事に底値で売ってしまいます。

こういった失敗トレード回避したり、逆手にとるには、ある程度訓練と経験を持たなければいけません。

今日はその典型的なポジションの傾きからくる事例をご紹介します。
 

典型的な織り込み済み パターン1


例1:オーストラリアの金融政策 利下げ濃厚。事前アナリスト予想平均、70%の確率で利下げ。

【状況】:2016年8月2日 オーストラリアの政策金利が1.75%⇒1.50%に引き下げられる事前予想が出ておりました。通常の金融政策上、豪ドルは売りとなります。

このファンダメンタル状況から、オジドルは買われるか、売られるかを想像してみましょう。

以下のポイントを抑えてみました。

1.利下げの織り込み度合いとその価格事前にいくらほど下落していたのか?

2.市場のポジションの傾きは買いなのか、売りなのか?

3.事前予想に沿ってアナリストたちの意見はどれぐらい売りと買いなのか。


なかなか指標発表前にポジションを取って迎えるというのは怖いものがあります。
スクリーンショット (455)しかし、市場の売り買いポジション量を想定し、事前のアナリスト予想をいくつか集めると、どれだけ市場が下を向いているか、ぼんやりと見えてくることがあります。

これが当時のチャートです。

当時は事前予想約70%でブルーム・バーグアナリストたちの予想が利下げでした。

そして市場ポジションも事前予想通りを狙ったオジドルショートポジションが積みあがっておりました。

政策金利発表までは下落しておりますし、期待と予想に従ったトレードだったと思います。

しかし、結局発表直後には急落急騰。

政策金利を引き下げた後にも関わらず、プライスが大きく上昇してしまいました。

これが織り込み済みといった典型的な値動きです。


事前に利下げする可能性が高いという期待感でオジドルが下落をしていたのですが、結局その通りになった際、逆に走り出すことは多くあります。

または指標発表直後、一時的に下がることも多く、その後大きく反転をして利食いの値動きがでることもあります。

いわゆる、利食いオーダーが一斉に出ている証拠です。

これが「バイ・ザ・ファクト(セル・ザ・ファクト)」です。

こういった利食いの値動きが急激に出てきますと、次は指標発表直後、売りで参入し、運悪く下で捕まったポジションの損切りも巻き込みます。

余計に上昇しやすい環境になるわけですね。
スクリーンショット (457)
●わずか10分間程度の急落からの上昇であった。ポジションの交錯が非常に大きく起きた証拠である。  

ポジションの傾き・偏りを読む!

  僕の経験上、こういったある程度のポジションの傾き加減に度が過ぎると、3~4割型市場の思惑とは逆に大きく動く傾向があります。そして大半は物凄く大きく逆に動きます。

大きく動く可能性が高いということは、損小利大のトレードが最も実現しやすいポイントです。

勝率こそ低いのですが、方向が当たったとき、リスク取った2~3倍のリターンを得ることができます。

実は非常に利に適ったトレード方法なのです。

トレーダーの利食いの動きと下で捕まった損切りの動きが一斉に出てますので、相場が全て一方通行のオーダーになってしまうのですね。

よって、これがバイ・ザ・ファクト(セル・ザ・ファクト)の原理になります。

この相場の原理は、是非とも覚えておいてください。

これがわかりますと、トレードでリスクの取り方が非常にうまくなります。

確率は低いですが、リターンを大きく狙え、そして実はリスクの低いトレードが出来るわけです。

こういったトレードを何度も挑戦していると、ポジションの傾き・偏りを市場の中でうまく見つけ出し、アナリストの意見を真似るのではなく、参考にすることができます。

うまく賛同したり、逆に反対売買をできるようになりますので、ぜひこのトレードには慣れてみてください。

次回もポジションの傾きについてお話したいと思います。

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