第七章:OPバリアトレードとは 1話

 この章ではFX・OP(オプション)バリア トレード について紹介をしていきます。

 

非常に精度が高いトレードですので、ぜひ参考にされてください。

 

 その前に、オプションについての説明を簡単に入れておきます。

 

 

オプションには、大きくわけて2種類ございます。

 

 

 プレーンオプションエクゾチックオプションといいまして、さらに、アメリカンタイプ、ヨーロピアンタイプというものに分かれます。

 

 

 

プレーンオプションはコールを買う、売る、プットを買う、プットを売るという4通りの取引手段があります。

 

エキゾチックオプションは、上記のオプション取引に様々なルール、条件を付けたオプションの種類になります。

 

 たまに聞かれる、ノックアウトオプションやダブルノータッチオプションはこの類です。バイナリーオプションとかも、一応はこのオプションの取引に属します。

 

 オプションのブログサイトではないので、細かい詳細に言及するのは控えますが、興味ある方は、上記の単語をググってみると良いでしょう。

 

おそらく難しすぎて、自分がノックアウトオプションになってしまうと思います(笑)

 

まあ、ご興味あったらという範囲でお願いします。

 

 

為替ヘッジファンドの収益は、大半がオプショントレードの利益

 

 さて、上記を踏まえまして、為替の運用をしているヘッジファンドの利益の多くは、オプショントレードで挙げた利益と言われております。(もちろん、我々同様、FXも実践しております。)

 

オプションには、基本となる三つの単語は存在します。

 

①権利を行使する価格

 

②プレミアムを支払ったり受け取ったりする権利。

 

③期限(期日)

 

 

 オプションを売買した彼らには、日々、ある期日まで、超えてはいけない価格ラインをいくつか抱えております。

 

そして、この条件をクリアできると、大きく利益が確定できます。しかし、守れないと大きく損失を被ります。

 

それを実際の為替レートの動きに照らし合わせて考えてみましょう。

 

 

ドル円のオプションを持っているヘッジファンドとそれを潰しにかかるヘッジファンドとは。

 

 例えば、現在、ドル円が121円だとします。 

 

持っているオプション120円を下回っては困るラインがあるとします。

 

ある一定の期日まで、120円を下回らなければ、利益が生まれる仕組みのものです。

 

逆に一回でも下回ってしまうと、その持っていたオプションの価値は消滅します。いわゆる、損失確定です。(トリガーオプションと言われています。)

 

よって、120円の手前で大量にロングの指値をセットします。

 

 

 しかし、不運にも価格が下がってゆき、120.10、120.05となってくると、防戦買いを成行注文などで繰り返します。

 

 それでも120円を割れてしまうと、オプションの価値が消滅し、投資していた収益はおろか、防戦買いのストップロスも発生して、ポジションまで損失を被る、踏んだり蹴ったりの状況に陥ります。

 

たくさんの120円手前のロングポジションも損切りしなければなりませんから、120円を割ったら、大きく価格が下落します。

 

大量のストップロスがあればあるほど、もちろん、一気に119.50円、119円にまで下落してしまうことがあります。

 

 実は、121円の価格の時に、ライバルヘッジファンド達が、120円のオプションを持っているヘッジファンド達を潰しにかかるため、徐々にショートを繰り返して、グルになって無理やり価格を押し下げてきたのです。

 

期限がある、という意味には、毎晩NYカットという言葉を耳にしませんでしょうか?

 

 NYカットはその日までに期限を迎えるオプションのことです。

 

 ですので、NYカットの時間を終えると、価格が向かうべき方向に動きやすくなります。それまでは、為替の値動きがおとなしいことがあります。

 

 

このオプションの仕組みを覚えた上でFXトレードをしてみる。

 

 上記のように、超えていけない、触れてはいけないOP(オプション)の防衛ラインというのはいくつか存在しております。

 

中でも、FX会社のニュース配信で流れてくる、OPバリア観測というものは、特別大きいOPの防衛ラインになります。

 

まさに世界のヘッジファンドVS世界のヘッジファンドが激突する瞬間です。

 

 事前に、この情報が数日前からわかっているとみなさんいかがでしょうか?

 

120円にOPバリア観測があるとニュースが流れてくると、例えば121円や121.50円だったらショートしてみようという気になりませんでしょうか?

 

 世界のヘッジファンドさんたちが120円の防衛ラインを決壊させて、119円台にまで突っ込ませてやろうと下落をさせてくれるのですよ?

 

乗らない手はありません(笑)

 

僕はこのオプションバリア観測を見つけると、ひとまず、ポジションを取ってみることが多いです。

 

6~7割型、そちらの方向に進んでくれるからです。

 

その情報は、普通のFX会社によって、このようにニュース配信がされてきます。誰でも閲覧可能です。

 

 

JFX ドル円オーダー 情報 スマホアプリ

 

 

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このように、116.50、116.00円にOPバリア観測と表示されているのがわかります。

 

このニュース配信がされたときは21:15分現在、117.36円のプライスで推移していたようです。

 

ここから、116.50円まで、まずめがけて落ちていくことが想定されます。

 

そして上記の文面通りの攻防が行われるはずです。

 

それは次回お話しすると致します。

 

 

第七章:OPバリアトレードとは 2話