注目されていた、かんぽ生命(7181)の売り出し価格が2375円に決定しました。
売り出し発表翌日以降の株価の動きもインチキ臭い値動きでしたが、価格決定日の今日の動きも4%強の下落と八百長みたいな値動きですね。
そして注目のディスカウント率(割引率)はなんと
4.00%
通常、かんぽ生命のような大型株の売り出しはディスカウント率はほぼ3%になります。私も色々な売り出し案件を見てきましたが、この規模の株でディスカウント率が4%というのは見たことがないですね。かんぽ生命は余程人気がなかったということですね。
もともとかんぽ生命自体があまり人気のない銘柄なのに加えて、売り出し発表後の株価の乱高下で需要が大幅に減ったという感じですね。
この案件ははっきり言って
八百長案件です。
こんなひどい案件は久しぶりに見ました。完全にはめ込み案件ですね。
さて、かんぽ生命の悪口ばかり言っても仕方がないので、株価のプラス材料・マイナス材料を考えてみたいと思います。
株価のプラス要因としては
・MSCI指数などインデックス系の買い需要がある。
・ディスカウント率4%でお得感がある(半面人気薄ということになりますが・・)
株価のマイナス要因としては
・業績は伸び悩んでいて成長性に乏しい。
・PER、PBRなど各種指標も割安感が乏しい。
・今回の売り出しで浮動株が一気に増える。
・今後も数年おきに株式の売り出しがありそう。
・とにかく人気がない。
・配当も3%程度で、金融株の中では高い水準ではない。
かんぽ生命の株価のプラス要因・マイナス要因を上げるとこんな感じですね。
プラス要因はあまりありませんが、唯一あるとすればMSCI指数などインデックス系の買い需要ですね。これに関しては多少期待出来そうです。逆に言えば買い材料はこれ以外はほとんどありません。
そして今回私がこの売り出しに参加するかと言えば
もちろん見送りです。
これほど人気がなくて、さらに信用も売り禁でつなぎ売りも出来ません。こんな銘柄に参加する理由はありません。
もしかんぽ生命の売り出しに参加する方は、株券受け渡しの日に即効で売るか、MSCIの組み入れにぶつけて売りを出すか、この2者択一になると思います。どちらもあまりおススメはしませんが・・・・・
最後に昨年の串刺しソフトバンク(9434)や、今回のかんぽ生命の売り出しのような、完全に個人をはめ込むような案件はもう止めてもらいたいですね。こういう八百長案件をやっている限り日本市場はまともな市場にならないと思うのですが・・・
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