(前回)第三章:サラリーマン・OLがFXで勝つためには 1話へ。
■兼業トレーダーで少しでも利益を上げるには。
現実を申し上げてしまいましたが、ある程度厳しい世界ではあります。
ただ、悲観することはございません。
現に、僕のトレード仲間でも、兼業トレーダーで十分利益を残されている方もたくさんいらっしゃいます。
それらに共通するポイントとしては、うまくライフスタイルにはめ込まれてトレードをなさっている方です。
あなたは企業にお勤めの会社員でしょうか?
職種は、営業、技術職、サービス業、公務員?
労働時間が9-17時の方もいれば、シフト制の方もいらっしゃるでしょう。
公務員ならまだしも、サラリーマン・OLならば、大体18時~21時ぐらいの退社時間が圧倒的ではないでしょうか?
帰宅時間は21時?22時?パソコンの前に座って毎日デイトレードをする時間は1~3時間が限度かと思われます。
この数時間のデイトレードタイムに、トレンドが発生する可能性は限りなく低いはずです。
おそらく、レンジ相場のほうが慣れ切っているのではないでしょうか。
実は、これが兼業トレーダーの弱点ではないかと考えております。
■「木を見て森を見ず」わかっているけど出来ない事実。
自分が未熟なだけなのか?
慣れ切った動きから突如相場は変化します。 「木を見て森を見ず」っという相場の格言がありますが、やはり、見落としてしまいがちです。
慣れ切ったプライスからの急な変化に対応することは非常に難易度が高いです。
さらに、そもそも論を申し上げますと、プロや専業トレーダーは毎日何時間もモニターを監視しながら、自由にトレードができる時間があります。
知り合いの偉大なる専業トレーダーの方々は、自分の得意の相場になることを待つことができますし、グッドタイミングな順張りタイムが到来するまで待つことができます。チャンスタイムにめぐり合う可能性が圧倒的に高いわけです。
相場でトレンド発生しやすい時間は東京時間の午前、欧州時間のオープン前後、そしてNY時間午前の指標発表後などです。
NY時間は世界の名だたるヘッジファンドが大玉を転がしているので、思惑通りに動くことが少なく、為替の値動きは、上、下、上、下と弱小ポジションを横着になぎ払って、損切りをつけさせます。そして最終的に行くところまで吹っ飛んでいきます。
おそらく買ったら下がる、売ったら上がる、誰もが経験したことのある現象ではないでしょうか?
原因はNY時間の一番荒れている、1日の中で最も難易度の高い時間帯にトレードすることだと思われます。
専業トレーダーの方々でNYオープン前後でバリバリやる人はあまり聞いたことがありません。
大体勝負されている時間帯は、東京時間の前場、欧州スタート前の16時~18時、または夜中の1時~5時(NYオープンから動きがおとなしくなった頃から。)が大半です。
特に2~3年前は欧州時間開始と同時ぐらいの時間帯で順張りでついていくとかなりの確率で勝てました。正直、かなり簡単でした。最近はそうでもないのですが。
何が言いたいかというと、素人の時間が最も空く、21時~1時にチャンスがくる確率がかなり低いということです。
ある意味、トレードする時間帯が不利であることと、もう寝る時間だ!っと毎日トレード時間にリミットがあります。尚更無理にポジションを取ってしまい、失点につながる経験は誰もがしたことがあるのではないでしょうか?
実に環境が悪い時間帯なのです。しかもこのことに誰からも知らされず、FXトレードをしているのです。
それはそのはず。ユーザー目線でFXトレードを論じた書籍やサイトが皆無だからです。
最もこのサイトを作ったのは、自分が苦い経験をしたことを世間に知らせるために作ったようなものですから(笑)
次回はスイングトレードの基本をお話したいと思います。