「人の不幸は蜜の味」という諺みたいな言葉があります。
ちょっと言葉としては頂けない文言ですが、人の不幸を喜んでしまうというのは心理はあるそうです。
他人が不幸になったことを、不謹慎であるとは理解しつつも喜んでしまうことを指すそうです。
実際に他人の不幸を喜ぶ脳内のメカニズムが脳科学的に証明されたそうです。 また、「妬み(ねたみ)」の感情と他人の不幸を喜ぶ感情の関連性についても解明されています。
この現象では、日常でもよく見られます。
この記事を書いているのは2016年の春~夏ごろです。
ちょっと前には、ベッキーとゲスの極み乙女の川谷の不倫騒動で、これでもかというぐらい、ベッキーが叩かれました。
人気タレントだったのにも関わらず、誰もかばうことなく。
ベッキーは独身、川谷は嫁持ち。
しかし、叩かれるほうはベッキーばかりで、本来、ブーイングが起きるとしたら素直に川谷だったはずです。
これは、普段、「超人気」からくるベッキーという人気タレントへの憧れの裏返しでしょう。
大人気なだけで誰にも悪くは言われなかった分、強烈なバッシングと化しました。
なかなか皆さん、性格が悪いですね(笑)
身近な例でいえば、近所のおばちゃんたちが、いつものおしゃべり仲間なのに、その本人や家族が何かしらの失敗や不幸に陥れば、噂になります。
どうしても、この噂で話が持ちきりに成りがちです。これも「人の不幸は蜜の味」という心理状態にあると思われます。 例を挙げるとキリがありません。
Twitterやはてなブログでもそうです。
株トレーダーやFXトレーダーのカリスマ?っぽぃ人たちが、時たま資産を公開運用しておられます。
一時盛り上がりを見せるものの、含み損を抱え破産寸前になると、Twitterやブログのアクセスは壮絶なものです。
この方が損をしないように願って閲覧している人は少ないと思います。
どちらかというと、それが今後どうなるのか、破産するのか、本当に大損するのか!?
心のどこかで期待したハラハラ感・ドキドキ感を求めている方々が多いと思われます。
こういった心理状況は科学的にも解明されているそうです。
「人の不幸は蜜の味」とはうまくいったものですね。
相場の世界では人の損失蜜の味?
さて、色々と前置きが長くなりましたが、相場の世界でも似たような現象が頻繁に起こります。
僕はよく言及しているのが、「人の損切り蜜の味」です。
ここぞという相場のポイントでは、市場参加者のストップロスによって、大きくトレンドを発生させております。
上記のチャートはローソク足が長い場所ほど、その現象が大きく起こったタイミングと言えるでしょう。
いくつかありますが、皆さんならどこだと思いますか?
色々と考えさせられるチャートだと思います。
僕にとっては、上記のチャートは自信をもって勝負できるポイントが少しだけあります。
相場の世界は誰かが得をすれば誰かが損をする人がおりますが、市場参加者が損失を被っているときに自分だけが利益を出せるようになると、この上なく快感を覚えます。
まさに人の損切蜜の味ってな訳です。
■人の損切りがしたくなるポイントを見極めるには。
トレードで勝ちやすいエントリータイミングというは、もうまさに損切りをされる側のトレーダーたちを追い込みかけている瞬間です。
彼らが音を上げたくなる瞬間をトレードに活かします。
例えば、ドテン倍返しという言葉をご存知でしょうか。
ショートエントリーしてポジションを持っていたとしましょう。
その際、自分の思惑と反して、ジワジワ上昇してしまいました。
自分も含めて同じ方向にエントリーしていた市場参加者は、含み損を抱えながら相場と戦っております。追い込まれている状況です。
その状況で、いち早く方向転換し、ショートしていたポジションを手仕舞いして、2倍のポジションでロングポジションを作ってやることを「ドテン倍返し」と言います。
一つのトレンドの波で同方向にエントリーしているプレイヤーはたくさんおります。(自分を含めて。)
しかし、彼らが一斉に逃げるタイミングが不思議と重なってくるポイントというものがあります。
それを狙っての誰もよりも一早く自分の方向感を変更することです。
特に、誰もがドル円戻り売り、戻り売りと言い始めたタイミング、または押し目買い、押し目買いと言い始めたタイミングなどです。
では、そのポイントとは・・・・? 続きはまた次の章でお話します。