第2部では『2018年の仮想通貨市場のテーマ』と『今後の展望』について書いていきます。
前回記事:2018年4月から始める仮想通貨投資
4.2018年の仮想通貨市場のテーマ
2018年の主要テーマを知っておきましょう。
基本的には新規マネーの流入は継続。ただし、詐欺まがい、開発が進まない、スペックが低い草コインは淘汰される流れとなるでしょう。
- ニセモノは排除され生き残るべき仮想通貨に資金が集まる
- 法規制が進み正しい枠組みで正しい取引が行われる
⇒本人確認(KYC)強化、取引所の登録制、送金規制など
- 引き続き仮想通貨市場への資金流入は継続する
- ブロックチェーン技術開発の進展、実用化
⇒ライトニングネットワークの実用化へ
金融相場から業績相場へ
ライトニングネットワークとは
ビットコインの今年最大のテーマであると思われるライトニングネットワークについては、押さえておいて損はありません。基礎的な内容ですが、これが実用されれば送金・決済がさらに快適になると思われます。
- 経由する第三者が信用できなくても、送金可能な仕組み
- オフチェーン取引で行われるために即時送金、手数料が無料
◇ライトニングネットワークの状況
2018年1月より実装
ノード数は1400以上
チャネル数は4600以上
※店舗決済や友人、信頼できるウォレットへの送金が実質無料に
2018年前半の重要スケジュール
- 3月:G20
- 4月:マネックスによるコインチェック買収
- 5月:金融庁による交換業者の登録?
- 世界的ブロックチェーンイベントの開催(※5/14~17のcoindeskは重要)
- 6月:SBIVCのサービス開始?
- 7月:BITMAINの新しいマイニングマシンリリース
G20で決定したグローバルな仮想通貨市場の枠組み決定?
【未定】
- イーサリアム(ETH)のハードフォーク:セレニティ
- ライトニングネットワーク実装
- スイスなどのICO規制
- ビットコイン、イーサリアムETFの承認
5.今後の展望
基本的には上昇トレンドが継続するとみています。単純に買いだと言いたくないですが、目先は5/14~16にcoindesk主催のビックイベント『 CONSENSUS 2018 』がニューヨークで行われますので、買いで良いかと思います。
- 仮想通貨市場への資金流入は続く。
- ライトニングネットワークの浸透でビットコインは年内150万円を突破へ
- プラットフォーム系ではイーサリアム(ETH)とネオ(NEO)、リスク(LSK)
- 送金・決済ではビットコイン(BTC)に次いでライトコイン(LTC)が有望
- リップル(XRP)とネム(NEM)は需給が悪い。SBIVCの参入次第。
- QASHのような取引所の流動性を解決するプロジェクトが支持される。
- 利用価値がない、ビットコインと変わらない仮想通貨は排除される傾向に
- ICOの数は激減する可能性
DAG系の技術(IOTAなど)に再度注目が集まる
DAGのイメージ
出所:twitter
◇アベノミクス相場で例えると5.23ショック後か
- 第一波が終了し、この上昇が本物かどうかの見極めが必要な段階。
- トレンドが本物であれば、上昇トレンドまたは資金流入は比較的早い段階で発生する
- 秋までにビットコインやイーサリアムなどの主要通貨が上昇トレンド入りしなければ投資妙味は薄い
簡潔にまとめましたが、2018年から仮想通貨投資を行う人が知っておきたい基礎知識でした。
今後も初心者向け記事、内容はちょこちょこと入れておく予定ですので、是非とも読んでくださいね!
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