効率の良い通貨ペア選定の方法

こんにちは、くみちょーです。

今回は取引を始める前に重要にしている『取引通貨ペアの選び方』について書いていきます。
これは、1トレードのパフォーマンスに非常に大きく影響すると考えられるために、普段ドル円しか売買しないという人も是非、実践してみてください。

まずは以下をご連ください。 通貨ペア一覧 (出所:GMOクリック証券)

これは2017年5月26日のNYクローズ時のレート一覧です。
パッと見て、この日にはポンド円を売るという戦略が最も効率的な取引だったことが分かります。
ポンド円のチャートを見ても、ご覧の通りとなっています。 ポンド円 ポンド円が一番下落しているということは、ドル円が下落し、ドルストレートのポンドドルが下落。 結果的に、クロス円のポンド円が一番大きく下落するという簡単な掛け算の問題です。

通貨の強弱を見てみると、ドル円が下落しているので『米ドル<日本円』。
ポンドドルが下落しているので、『ポンド<米ドル』。
結果は『ポンド<米ドル<日本円』となり、ポンドを売って日本円を売るという計算ができあがります。

初心者の方は、損益計算が少し分かりづらいということから、どうしてもドル円やクロス円を中心に売買しがちとなってしまいます。
しかし、どの通貨が一番強くて、どの通貨が一番買われているのかを把握することで、『ベストな通貨ペアの選定』を行うことが収益アップに繋がります。

単純に、レートパネルの一番上昇もしくは下落している通貨ペアを売買するだけでもパフォーマンスは変わってくると思いますので、気にしてみてはいかがでしょうか。

売買通貨ペアの選定方法

上記のような売買する通貨ペアの選定方法です。

1.主要通貨ペアに絞る
まずは、主要通貨ペアに絞りましょう。
米ドル、ユーロ、日本円、英ポンド、豪ドル、NZドルの6つにしましょう。
慣れてくると、英ポンド豪ドルなどの高いボラティリティの通貨ペアや、南アフリカランドやトルコリラなどの新興国まで手を広げてもOKです。

2.欧州時間から選定開始
次に、通貨ペアを選定する時間帯ですが、基本的に日本時間15時以降です。
というのも、日本時間にはそもそもユーロドルとポンドドルが動かないために、参考にならないからです。
しかし、14時過ぎたあたりから欧州のプレイヤーが一気に参入するために、徐々にこれらの通貨ペアにも動きが出てきます。
欧州通貨は、夏時間で16時からのドイツフランクフルト取引所の開始とともに一気に流動性が高くなります。

欧州の材料、例えば金融緩和や経済指標などが材料にいなっている時には、欧州通貨が先導して動きます。その場合、豪ドルやNZドルはお飾りでしかなく、テクニカル的な売買でもダマシが多く発生しやすくなりますので、避けることが賢明でしょう。
16時30分ごろになるとある程度流れ出てきますので、その時に通貨ペアの選定をしても遅くないと思います。

3.ドルはどう売買されているか
やはり基軸通貨である米ドルの動きは非常に重要です。
なので筆者は、常に米ドルがどのように売買されているかを気にしています。
こちらの記事(どの市場でドルが買われているのか分析する)のように、ここ数日米ドルがどう売買されているか確認します。

ここで、連日動きが出ていなければドルストレートを、動きが出ていて、ドルストレートと同じように動いていればクロス円を選定します。

ちなみに、週明けの月曜日はドル円が上昇し、ユーロドルも上昇。結果的にユーロ円の買いが正解となりました。ですから、翌日もユーロ円に動きが出るのでは?と仮定し通貨ペアを選定するわけです。

ちなみに、この時はギリシャの債務不履行が再び騒がれていましたが、欧州時間にリスクオンムードとなりユーロ円が上昇しました。

翌日、火曜日(5/31)のレートパネルは以下。 レートパネル やはりユーロ円が一番上昇しています。ボラティリティの高いポンド円よりも効率良く、低い投資資金で、しかも買い安心感をもって売買できます。
余談ですが、欧州時間にはクロス円が下落した場合は19時ごろに利益確定で反発しやすいですが、上昇した場合はNY時間まで断続的に買いが入ってくる場合が多くなっています。

こういったことを念頭に置いて売買すると、またひとつ収益を伸ばしやすくなります。

さらに通貨ペアの効率化を狙う

実はこの日に一番収益が上がる通貨ペアは、ユーロ円の買いではありません。
レートなネルを見ると、ユーロドルが一番買われており、豪ドルが売られています。
つまり、ユーロドルを買って豪ドルを売る ⇒ ユーロ豪ドルの買いが一番効率の良い売買戦略となったわけです。

レートパネルユーロ豪ドル ポイントは、この日の午前中にオーストラリアと中国の芸罪指標が発表されていたこと。
指標はどちらも良く、豪ドルは上昇しましたが、価格は直ぐに元に戻ってしまいました。 つまり、この日の豪ドルは弱いと判断できます。
豪ドル弱い これを踏まえたうえで欧州市場に臨むと、ユーロ豪ドルの買いという売買判断ができるようになるのです。

ユーロ豪ドル ちなみに、ユーロ豪ドルはリスクオフの時に買われやすい傾向があります。
それは、リスクオフで豪ドルが売られやすく、ユーロはファンディング通貨(ユーロで資金調達をして他に投資を行う)として買われることから、結果的にユーロ豪ドルが上昇するということです。

さて、この記事のチャートではGMOクリック証券のチャートを使いましたが、通貨ペアが一番多いのは間違いなくヒロセ通商で50通貨ペアもあります。
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対象通貨ペア:ポンド円

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ABOUTこの記事をかいた人

FX歴2009年~、株歴2015年~。その他、CFD、商品、オプション、仮想通貨まで幅広く取引しています。金融メディア勤務で数多くの個人投資家ネットワークに参加。機関投資家から億トレまで、多くの投資家から得た知識を展開していきます。