お疲れ様です。Johnです。
この記事ではGMMAというテクニカル指標(インジケーター)について紹介したいと思います。
GMMAとは
GMMA(ジー・エム・エム・エー)とはGuppy Multi Moving Averageの略称です。
日本語では複合型移動平均線とも呼ばれていますがGMMAという呼び方が一般的な気がします。
GMMAはその名の通りDaryl Guppy氏が開発したトレンド系のテクニカル指標です。
日本国内の著名なGMMA利用者としては陳満咲杜氏が挙げられるのではないでしょうか。
JohnはFXをはじめたばかりの頃に陳満咲杜氏の書籍に出会ってGMMAの存在を知り、初心者の知識でも分かりやすいインジケーターだと感じたことを覚えています。
それ以来、今でもGMMAを中長期的なトレンドの把握(環境分析)や大まかにエントリーポイントのレンジを探る際に利用しています。
もしFX初心者の方でインジケーターについて色々と模索中レベルの方には是非一度触れて頂けたらなと思います。
GMMAの基本情報
まず百聞は一見に如かず!ということでチャート上にGMMAを表示させてみましょう。
(ユーロ米ドル日足チャート 外為オンラインより)
何やら青色と赤色の複数の線がのたうち回っていますね(笑)
これがGMMAです。
GMMAとは短期移動平均線6本(青色)と長期移動平均線6本(赤色)の合計12本から構成されるインジケーターです。
上のチャートへは短期線の6本が青色、長期線の6本が赤色で表示させています。
それぞれの移動平均線期間の内訳はコチラになります。
GMMAの構成要素
短期線(青色)の期間:3,5,8,10,12,15
長期線(赤色)の期間:30,35,40,45,50,60
GMMAの見るべきポイント
それではGMMAの動きで着目すべきポイントはどのようなポイントでしょうか?
順に紹介していきたいと思います。
【1】長期線の傾きを見よう
まず、もっとも基本的な見るべきポイントは長期線6本の向きです。
この場合、長期線はチャート上の赤の平均線です。
この長期線6本の向きが上下一方向へ揃って向いているならばトレンドが発生している証拠です。
つまりは長期線6本の向きを見れば現状の相場に対して、買いポジションで臨むべきなのか、売りポジションで臨むべきなのかが一目で判断できるというわけです。
ただ、長期線6本の向きが揃っていても複数の長期線が絡み合うように捻じれている場合がありますが、その時はトレンドの先行きが不透明な状態のため売買判断は注意してください。
そのような時にはエントリーを見送り、様子見をした方が好ましいでしょう。
【2】長期線と短期戦の幅を見よう
長期線の向きを見た後、まずは短期線との位置関係に注目します。
特に短期線(青色)と長期線(赤色)の間のスペースの広狭に注目してください。
上のチャートの緑色の円で囲った青線と赤線の間のスペースです。
短期線と長期線が同じ方向を向いて並走しながらも、短期戦と長期線のスペースが狭くなったときは調整などが入り、トレンドが少し弱まっていることを示しています。
つまりは上昇相場では押し目、下落相場であれば戻りのポイントが来ているわけです。
ただ、長期線が上下いずれの方向も向いていることが前提条件です。
長期線が横一文字の時にはトレンド自体が発生していませんので、長期線へ短期戦が迫ってきてもエントリーは見送ってください。
さて、話を戻します。
トレンド発生時に長期線へ短期線が寄せてきた調整後、トレンドが再び強まる時には短期線と長期線のスペースが拡大します。
ビジュアルとしては、まるで動きが水面をはねて滑っていく飛び石みたいですね。
GMMAではこの短期線と長期線の位置関係こそが最重要と言っていいでしょう。
【3】長期線と短期戦のクロス
そしてもうひとつのポイントが長期線と短期線のクロスです。
短期線と長期線がクロスするすると、その時点からトレンド転換(トレンド発生や修了)を示唆しています。
ただ、この時のポイントが短期戦6本のいずれもが長期線の6本すべてをクロスして突き抜けているかどうかにも着目してください。
短期線と長期線が数本触れる程度であれば現在の状況が継続する可能性にも注意を払わねばなりません。
また、クロスしたと見せかけて戻ってしまう(ダマシ)ケースもあるため、クロスをエントリーに利用するというよりは、相場目線の転換への利用するのが良いでしょう。
それでは、これらのポイントに着目して具体的にGMMAの使い方について触れてみましょう。
GMMAの使い方
この時点でトレンドは形成されていません。
その後、長期線(赤色)を短期戦(青色)が下から突き抜けていきます。
このクロスしたポイントをトレンド転換と捉え目線を買いに定めます。
注意してほしいのはこのクロスのポイントで慌ててエントリーをしないということです。
ダマシかも知れませんからね。
本当のエントリーポイントは買い目線時ならば長期線(赤色)へ短期線(青色)が触れるポイントです。
基本的には指値でエントリーを指しつつ、損切ポイント(ストップ)も長期線の外側(この場合は下です。
位置はユーロ米ドルなので30pips~50pipsくらいでしょうか)においておきましょう。
また、その後、2度3度と短期線が長期線へ触れるポイントは買い増しのチャンスです。
加えて、可能ならば、リスクを限定するために、最初に持ったポジション損切注文(ストップ)のラインは引き上げておくことも検討してみてください。
そして、順調に上昇トレンドが継続し、短期線(青色)が長期線(赤色)を割り込みに来た時にはポジションを手仕舞いしましょう。
ただ、最後のトレンド終了のクロスの部分などもダマシになる可能性はあるため、GMMA単体で利用するより、他のインジケーターも組み合わせて手仕舞いのタイミングを計ることで精度を上げることができると思いますので、色々とインジケーターを組み合わせて試してみると良いでしょう。
GMMAが表示できるFX会社は?
GMMAを標準搭載しているFX会社は意外と多くはありません。
私も最初、様々なFX会社を探していました。
加えて、せっかくPCのチャートへGMMAが提供されていても、スマホアプリでGMMAが表示できないFX会社も相当数存在します。
その点、外為オンラインならばPC・アプリいずれでもGMMAが表示可能です。
口座を持っていればチャートは当然見ることができますので、この機会にGMMAについて興味を持って頂いた方は外為オンラインの口座を利用してチャートで表示してみてはいかがでしょうか?
口座開設はもちろん無料で出来ますので是非下のバナーからチェックしてみてください。
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今回は以上です!それでは、また!
John