環境分析が一瞬で出来る!FX初心者こそスパンモデルを使おう

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お疲れ様です。サラリーマントレーダーJohnです。

いや~、随分と暑くなってきましたね。

もう外に出るとすぐ汗だくです(汗)

あぁ、私も脱サラして専業トレーダーになって仕事の外回りから解放されたいです。

さて、今日は久々にテクニカル分析ツールに触れてみようと思います。

皆さん、柾木利彦氏が考案したスパンモデルはご存知ですか?

柾木利彦(まさき としひこ)氏とは?

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スパンモデルとは柾木 利彦(まさき としひこ)氏が考案したテクニカル分析ツールです。

征木利彦氏は昭和31年3月生まれ。

1980年に現在大阪大学外国語学部を卒業後、三和銀行(現在の三菱東京UFJ銀行)へ入行後、ニューヨーク支店、東京本部の米ドル円チーフディーラーを歴任。

その後、米銀大手のシティバンクや 欧州大手のオランダ銀行東京支店を渡り歩き、外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いるプロのディーラーとして業界で活躍し、今に至ります。

非常に輝かしい経歴と理論的な語り口からプロ投資家、個人トレーダー界隈にも多くのファンがおり、「マーフィー」の愛称で親しまれています。

そんな輝かしい経歴を持つ征木利彦氏が自身のトレード経験に基づいて考案したテクニカル分析ツールのひとつが「スパンモデル」です。

なお、征木利彦氏はスパンモデルの他にも「スーパーボリンジャー」や「アクティベート時間分析」等も考案していますが、特にスパンモデルとスーパーボリンジャーはテクニカル分析ツールとして複数の大手FX会社にも採用されるなど、今ではトレーダーにとってなくてはならないテクニカル分析ツールのひとつとなっています。

スパンモデルとは?

取りあえずスパンモデルを表示したチャートをご覧ください。
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印象はいかがでしょうか?

縦線が引かれて雲のようになっている部分を見て一目均衡表を思い浮かべる方もいるかも知れませんね。

それもそのはずです。

スパンモデルは一目均衡表をベースにしています。

スパンモデルの構成要素は3つです。

スパンモデルの構成要素

青色スパン(チャート上の青線)
一目均衡表の転換値と基準値の平均値を26日後(当日含む)へ表示させたもの。計算式は(転換線+基準線)÷2です。

赤色スパン(チャート上の赤線)
一目均衡表の直近52日間の最高値と最安値を26日後(当日含む)へ表示させたもの。計算式は(直近52日間の最高値+最安値)÷2です。

遅行スパン
当日の終値を26日前(当日含む)へ表示させたもの。

スパンモデルはこの3つの要素から成っています。

そして青色スパンが赤色スパンを上回っている時、青色ゾーンが出現し、買いシグナルが点灯します。逆に赤色スパンが青色スパンを上回っている時、赤色ゾーンが出現し売りシグナルが点灯します。

具体的にチャートを交えてみて見ましょう。

スパンモデルの使い方

まず、スパンモデルは青色ゾーンと赤色ゾーン、いずれかが常に出現状態になります。

理由としては赤色スパンと青色スパンが常に表示されており、いずれか片方がいずれかもう片方の上に存在している状態にあるためです。

つまり青色ゾーンと赤色ゾーンはいずれかが表示されている訳で、二者択一、裏と表の関係だということです。

それでは青色ゾーン出現時の使い方から触れていきます。

青色ゾーン出現時

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青色ゾーンを別名サポートゾーンと呼びます。

青色ゾーンの出現は買いシグナルです。

買いシグナル点灯中は、ローソク足と青色ゾーンの位置関係に注目します。

買いシグナル点灯中、かつ青色ゾーンにローソク足が差し掛かった時には押し目買いのスタンスで臨みます。

赤色ゾーン出現時

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赤色ゾーンは別名レジスタンスゾーンです。

赤色ゾーンの出現は売りシグナルです。

売りシグナル点灯中にローソク足がゾーンに差し掛かった時には戻り売りのスタンスで臨みます。

赤色ゾーン時は赤色スパン(赤線)が損切りライン、青色ゾーンの時は青色スパン(青線)が損切ラインになるという訳です。

ただ、John個人的にはゾーンの幅が拡がったり狭まったりする変化も見ておくことで、押し目買いや戻り売りに対して試しに打診で入るのか、コアポジションとして大きくエントリーするのかは判断した方が良いかも知れません。

また、赤色ゾーンと青色ゾーンのみでのエントリー判断ではあまりにシンプル過ぎて危険性が高いように感じます。

その時に役に立つのが遅行スパンなのです。

スパンモデルの肝は遅行スパン

テクニカル分析ツールも複数組み合わせて確度を高めるという作業は皆さんも行っていると思います。

これはスパンモデルひとつ取っても同じです。

ゾーンだけでエントリーをすることは心もとないですね。

その際には遅行スパンも併せて活用していきましょう。

遅行スパンで見るべきポイントはローソク足と遅行スパンの位置関係にあります。
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遅行スパンが下から上へローソク足を抜けていく(ゴールデンクロス)と陽転(買い)となり、逆に遅行スパンが上から下へローソクを抜けていく(デッドクロス)と陰転(売り)となります。

つまり、遅行スパンの陽転、陰転とゾーンを組み合わせれば売買判断の確度を上げることが出来るという訳です。

例えば以下です。
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いかがでしょうか?

スパンモデルは見やすく判断フローも非常にシンプルなので是非、相場環境分析の武器として使ってみてください。

ただ、考案した征木利彦氏はスパンモデル単体ではなく、スーパーボリンジャーとの併用例も紹介していたりしますので、他のテクニカル分析ツールと併せて使うと更にエントリーやイグジットの確度を高められるのではないかなと思います。

スパンモデルが利用できるFX会社

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昨今スパンモデルは様々なFX会社で導入しています。

ただ、全てのFX会社に常備されている訳ではありませんので、試しにスパンモデルを使ってみたいという方は以下のFX会社へ口座を開設し、チャート上で利用してみてください。

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今回は以上です!それでは、また!

John