英ポンド円が大きく動く?武田薬品工業(4502)のシャイアー買収について


お疲れ様です。Johnです。

為替相場も少しボラティリティが出てきましたね。

そして、なかでも最近のマーケットのセンチメントに武田薬品工業(4502)のシャイアー買収が挙がり、俄かに米ドル円、英ポンド円に注目が集まりつつあるように感じています。

今日はその点について触れたいと思います。

一流トレーダーも注目のシャイアー買収案件

まず、こちらを抜粋します。

こちらはZAI FX FXトレード戦略指令での西原宏一氏の有料メルマガの一か所です。

配信は2018年4月25日です。

武田薬品工業(4502)のシャイアー買収について触れています。

西原宏一氏とは、1985年シティバンク東京支店へ入行し、1996年まで為替部門チーフトレーダーとして在籍し、その後はドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール支店でプロップトレーダーを歴任した為替に関するスペシャリストの方です。

そんな西原宏一氏の有料メルマガで最近、武田薬品工業(4502)のシャイアー買収について頻繁に取り上げられています。

ただ、日本の1社が海外企業を買収するというひとつの事案がそこまで為替相場へ影響を与えるのでしょうか。

武田薬品工業(4502)とは


武田薬品工業(4502)はバイオ・医療品関連で国内第一位のファーマ企業です。

ファーマとは製薬会社のことで、主な事業は医薬品の開発、生産、販売です。

投資家目線で言うと、医療品は景気の好不況の影響を受けづらい(不況だからと言って需要が減る訳ではない)ため、比較的安定したジャンルとして見られる印象があります。

しかし、新薬を開発するためにかかる期間は10年~20年はザラに掛かり、加えて開発成功率は低く、その間に掛かっている研究開発費は大きく膨らむため、業態としてそのようなリスクを抱えながらも運営できる強い企業基盤が必要となります。

話を戻しましょう。

武田薬品工業(4502)は国内の製薬会社としてアステラス製薬や第一三共、エーザイ、塩野義製薬、大正製薬などを押しのけて、現在は国内最大手の製薬会社となっています。

けれども、世界的に見るとまだまだ大きな製薬会社(メガ・ファーマ)とは見られていません。

こちらをご覧ください。

2016年の世界の医薬品売上高ランキングですが、世界のトップはファイザー(米国)となっており、上位は主にアメリカやスイスといった外国勢が占めています。

武田薬品工業(4502)は17位にようやく登場します。

そして、今回、武田薬品工業(4502)が買収を検討している先のシャイアー(アイルランド)は22位となっています。

けれども、もし、武田薬品工業(4502)がシャイアーの買収が実現すれば、世界トップ10内に入ることとなり、世界的なメガ・ファーマの仲間入りとなります。

日本のファーマとしては唯一となるため、様々な方面から大きな期待を背負っているのではないかと思います。

そして、今回の買収金額規模は5兆円~7兆円とも言われています。

巨額買収が生み出す為替相場への影響


巨額買収案件事例を振り返ってみましょう。

もっとも記憶に新しいのはソフトバンクグループが英国の半導体設計大手のARMホールディングス買収を発表した2016年7月の事例でしょう。

(※ソフトバンクグループのホームページより)

当時の買収金額規模は約3.3兆円と言われています。

海外買収案件は、当然買収実現のための費用を調達する必要があり、フローとしては日本円を売って、対外通貨を買う実需が生まれます。

ソフトバンクグループの買収先であるARMホールディングスは英国のため、当時も注目されたのは英ポンド円でした。

当時のチャートを見てみましょう。

(英ポンド 週足チャート)

2016年7月は英国のEU離脱を決める国民投票、つまりBrexitの翌月です。

英ポンド円はBrexitの影響も受け、120円台まで大幅に急落しました。

当時の安値は128円台。

ソフトバンクグループの買収はその翌週に発表され、発表週の週足は137円台でクローズしています。

Brexitの急落に対する反発もあったと考えられますので、全てが全てソフトバンクグループの買収ではないかもしれませんが、約5%程度の上昇が生まれた訳です。

(※英ポンド円 日足チャート)

一応、日足はこのような感じです。

左側の大きな陰線がBrexitです。

今回の武田薬品工業(4502)は、ソフトバンクグループの金額の1.5倍~2倍程度と見られていますので、単純計算で最大10%程度、つまり今の英ポンド円のレートが150円ちょうどくらいですので、160円を越えて来る可能性があるかも知れません。

いずれにせよ、武田薬品工業(4502)のシャイアー買収の動向については一定の注意を払っておいた方が良さそうです。

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以上です。

それでは、また!

John