主要通貨ペアといえば米ドル。
その動向を知ることができれば、FX取引がかなり楽になるのは間違いありません。
今回は、少し見方を変えるだけで売買判断がしやすくなる手法をお伝えします。
一言でいえば、どの市場で米ドルが買われているかを見るということです。
通貨ペアはドルストレードとなりますが、一番優位性がある通貨ペアは米ドル円となります。
以下のチャートをご覧ください。
1週間のドル円チャートです。
110.80円あたりと、111.40円が節目となっていることが分かります。
では、分かりやすく米国市場に色を塗ってみましょう。
見事なまでにNY市場で上昇していることが分かります。
言い方を変えれば、米国勢はドルを買いたいということです。
しかも、NY市場で上昇しているどころか、翌日の東京市場で少し高値を更新し調整に。そして、欧州市場ではドル売りとなる流れがずっと続いています。
2日目が終わった時点で、トレンドが大きく変わる材料がなければ、今日も同じように動くのでは?と考えることができます。
では、翌週の値動きもみてみましょうか。
ざっくりと、110.40円-111.40円のレンジ相場となっています。
では、これにも色を付けてみましょう。
こちらも3日のNY市場では売られたものの、その後はやはり買われやすくなっています。
ちなみに、3日に大きくドル売りが進んだのはISM製造業景況指数が予想を下回ったことが原因となっています。
こういった値動きが、どのような市場環境の時にこういった傾向が起きやすいかというと、『緩やかなトレンド相場』が一番合っています。
毎日、円安が進むという状況ではなくとも、じわっと方向性が出ていて1か月前は5円くらい違うレート、そんな相場の時にこの売買手法が一番効果を発揮します。
次に、2,3円程度のレンジ相場です。レンジ相場であればカウンターも効果的です。
特に、欧州市場の入り際で下落した場合は18時~19時でリバウンドも入りやすいので、回転が効きやすいでしょう。
売買期間はデイトレで、3時間程度というところでしょうか。市場を跨ぐのはあまりお勧めできず、数時間でサクッと取りたいところです。
もちろん、この手法だけでやるのはおすすめできず、様々な手法(例えば、トレンドラインやRCIなど)を組み合わせるとより勝率は上がりやすいでしょう。
RCIはデイトレからスイングトレードで効果を発揮しやすく、見ているトレーダーも多いので個人的にも売買判断の役に立っています。
ひろぴーさんが、RCIトレードの関するレポートを書いていますので、参考までに読んでみてください。
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