お疲れ様です。サラリーマンFXトレーダーのJohnです。
最近は風邪も流行っているようですね。
疲れから体調を崩されないようどうかご自愛ください。
さて、前置きはこのくらいにします。
今回は前後編でお届けしている松下誠著『低リスクでカンタンなFX演習帳』レビューの後編です。
前編を未読の方は今記事と併せてご覧ください。
→前回記事 松下誠『低リスクでカンタンなFX演習帳』レビュー(前編)
松下誠さんの紹介しているFXトレード手法をやってみる!
さて、今回は前回取り上げた松下誠さんのトレードルールを実践してみよう!という回です。
ここで前回の記事で取り上げた①環境認識、②マネジメント、③売買ルールを再掲します。
① 環境認識
・トレード対象通貨ペアはスワップポイントの高い通貨ペアを選択。
※例えば、豪ドル/円(AUD/JPY)やNZドル/円(NZD/JPY)=基本的にトレードは買い目線。
・時間足は日足。
・使用するテクニカル指標は10日移動平均線と100日移動平均線の2つ。
・ローソク足終値が100日移動平均線の上にあること(アップトレンドであること)を確認。
② マネジメント 自身の投資資金量に対して身の丈に合ったトレード量であること
1回での損失金額は、投資資金量の最大2%以内の損失金額とすること。
※「1回での損失金額2%」は他の書籍でも時折出てくる数値です。
Johnは2%を目安にしている方も多いんだと思っています。
③ 売買ルール
(※ローソク足終値が100日移動平均線の上に位置するアップトレンドの場合)
・100日移動平均線より上でローソク足が10日移動平均線を陽線で上に抜いた時に買いエントリーを行う。
・損切りは直近安値の下(おそらく10~30pips程度下だとJohn考察)へ置くこと。
・損切りと利食いが同じ値幅になるように、損切りポイントを設定する。
以上を前提として具体的にチャートで見てみましょう。
こちらは、豪ドル/円(AUD/JPY)の日足チャートに10日移動平均線(緑色)と
100日移動平均線(むらさき色)を表示させたものです。
直近の豪ドル/円(AUD/JPY)チャート上でサインが確認出来なかった為
少し以前のチャートをピックアップしました。
※チャートはシンプルで見やすい外為オンラインのチャートを使用しています。
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【松下誠さんのトレードシナリオ】
・対象通貨は高金利通貨
→豪ドル/円(AUD/JPY)を選択しました。
・ローソク足終値が100日移動平均線の上にあること(アップトレンドであること)を確認
→むらさき色の線が100日移動平均線です。ご覧の通り上昇基調です。
日足の終値は日本時間午前7:00(夏時間は6:00)に確定しますので
エントリーは自然とその時刻ということになります。
それでは、さっそくエントリーポイントを探してみましょう。
エントリーポイントの条件は
・陽線ローソク足が10日移動平均線を上に突き抜けて終値を付けた時にエントリー
でした。
以下キャプチャのピンクの楕円で囲んだローソク足の始値がエントリーポイントです。
そして、このうち1つをピックアップしてみます。
≪エントリーのポイント≫
・買値:94.72円
・損切り:93.55円(差額=1.17円)
・利食い:95.89円
投資資金は10万円だとしましょう。
この場合、10,000通貨単位で1.17円の損失を被ったとすると損失金額は11,700円です。
これでは、投資資金全体の11.7%という大きな割合が失われてしまいます。
2%以内に収めるならば最大損失額は2,000円となりますので、
2,000円÷1.17=1,709
1,709通貨単位以下ならば問題ない事になりますので、
例えば1,000通貨単位でトレードを行ったと仮定します。
すると、このケースでは見事、95.89円で利食いできました。
差額1.17円の利食いとなりますので、
1,000通貨×1.17円=1,170円
の利益となります。
もちろん、このように上手く利食い出来ず損失となるケースもあると思います。
ただ、ここでお伝えしたかったのは、
自分の投資金額に対して最適な(身の丈に合った)トレード数量を事前に把握し
トレード数量を調節し、うまく損失と付き合うことが重要だという事です。
是非、まだの方は実践してみてください。
加えてデモトレードからリアルトレードへ移行する際、何から手を付けていいか分からないという方は
一度このやり方をコピーしてみるのもひとつの手だと思います。
良ければ是非チャレンジしてみてくださいね。
『低リスクでカンタンなFXトレード演習帳』レビュー(後編)まとめ
いかがでしたか?
今回は初の前編、後編で『低リスクでカンタンなFXトレード演習帳』レビューをお届けしました。
松下誠『低リスクでカンタンなFXトレード演習帳』はレビューでは取り上げ切れなかった
資産管理の更なる重要な部分が紹介されています。
是非、未読の方は松下誠『低リスクでカンタンなFXトレード演習帳』を手に取ってみてください。
また、宜しければ別の本のレビューも書いていますので、そちらも併せてご覧頂けたら嬉しいです。
サラリーマンFXトレーダーJohnのFXおすすめ本を冷静レビュー!記事一覧
また、身の丈にあったトレードをするならば1,000通貨単位でトレード可能なFX会社の口座は不可欠です。
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John