こんにちは、くみちょーです。
前回記事(FXトレーダーの皆さん、株式取引もやってみませんか?)の3銘柄が吹き飛んでいき嬉しい限りです♪
さて、今日も株の取引きやりませんか?というお話です。
IPOって聞いたことありますよね?
未上場企業が資金調達の為に株式を証券取引所に上場させ、投資家が自由に株式を取引できる状態になることをいいます。
IPOでは株式を上場させる前に一般の投資家に抽選を行い当選させて株式を割り当てるのですが、その時の取得価格を公開価格といいます。
そして、実際に上場したときに付く値段を初値といいますが、これが多くの場合で公開価格を上回ることになります。
つまり、もしIPOに当たればかなりの確率で勝てるということですね。
さらに、新規公開株の取得には手数料がかからないというメリットもあります。
IPO株は新規上場後、数ヶ月以内に株式分割を行う企業が多いことから、上場後の一段の上場も期待できます。
(株式分割を行うと、一時的に株価が希薄化するため、株価が希少となり上場しやすい)など、多くのメリットがあります。
実際に調べてみると、過去のIPOの初値が公開価格を上回ったのが多いことが分かります。
IPO勝率
年 | 勝敗 | 勝率 | 初値売りの利益 |
---|---|---|---|
2015 | 82勝8敗2分け | 89.10% | 1493万円 |
2014 | 66勝15敗3分け | 76.60% | 1432万円 |
2013 | 52勝1敗1分け | 96.30% | 1138万円 |
2012 | 37勝9敗 | 80.40% | 307万円 |
実際に、筆者の印象に残っている銘柄を上げると、約30万の投資で上場すると100万以上も利益となった銘柄もあります。
会社名 | 公募価格 | 初値 | 初値上昇率 | 初値売却益 |
---|---|---|---|---|
べステラ | 2500円 | 3,125円 | 125.0% | 6万2500円 |
アイリッジ | 1,200円 | 6,350円 | 529.2% | 51万5千円 |
富士山マガジン | 2,650円 | 6,000円 | 226.4% | 33万5千円 |
スマートバリュー | 1,580円 | 7,030円 | 444.9% | 54万5千円 |
テラスカイ | 1,650円 | 7,650円 | 463.6% | 59万5千円 |
ハウスドウ | 3,600円 | 5,300円 | 147.2% | 17万円 |
エムケイシステム | 3,300円 | 15120円 | 458.2% | 116万2千円 |
カナミックネットワーク | 3,000円 | 8,600円 | 286.7% | 56万円 |
デュアルタップ | 1,110円 | 2,520円 | 227.0% | 14万円1千円 |
LINE | 3,300円 | 4,900円 | 148.5% | 16万円 |
この他に最近の銘柄だと、農業×ITのオリジナリティが注目された農業総合研究所(3541)がおもしろかったですね。
公募価格1,050円に対して初値は1,870円と初値上昇率は178.1%。
しかし、その後はなんと7,000円台まで上昇し、上場後に4倍近くも以上することとなりました。
■農業総合研究所(3541)
ネット証券別IPO取り扱い本数
さて、IPO株は証券会社により取り扱い本数がかなり異なってきます。
取り扱い本数でいうと野村証券などの大手になるのですが、大手などの営業マンがいるところはほとんど預かり資産残高に左右されますので、個人が当選するのは困難。
なので、抽選が公平なネット証券が有利となります。
証券会社名 | IPO抽選方法 | 2013年 | 2014年 | 2015年 |
---|---|---|---|---|
SBI証券 | 抽選7割:ポイント3割 | 44社 | 65社 | 82社 |
マネックス証券 | 100% 完全平等 | 34社 | 38社 | 52社 |
カブドットコム証券 | 100% 完全平等 | 16社 | 21社 | 18社 |
岡三オンライン証券 | 100% 完全平等 | 1社 | 11社 | 10社 |
松井証券 | 70% 完全平等 | 2社 | 5社 | 14社 |
楽天証券 | 完全抽選(資金影響) | 2社 | 2社 | 10社 |
GMOクリック証券 | 100% 完全平等 | 0社 | 2社 | 1社 |
SBI証券は業界有数のIPO取り扱い本数を誇るのですが、個人投資家の300万口座の抽選に参加することになりますので、結果的に当選が難しくなってしまいます。
IPOチャレンジポイントなるののがありますので、それを溜めるために毎回抽選に参加するのは良いと思います。
マネックス証券はIPOの取り扱い本数が多く主幹事を務めることもあります。
ただ、手数料がなかなか高いのでアクティブトレーダーが多くなく、抽選も公平なのでねらい目です。
次に、カブドットコム証券と岡三オンライン証券があるのですが、この2つはそれぞれ三菱UFJフィナンシャルグループと岡三証券の子会社ということです。
そのために、そこそこIPOの引き受け本数も多くなります。
特に、カブドットコム証券のグループ会社である三菱UFJモルガンスタンレー証券は郵政3社やLINEの主幹事証券も務めた実績があり、そのためそれらのIPO当選本数も多く隠れた優良IPO証券なのです。
現在、日本の株式市場はこう着状況であるからこそ、直近上場した串カツ田中などは大いに盛り上がっています。
また、10月に上場はJR九州が上場することが決まっており、その主幹事証券にも恐らく、三菱UFJモルガンスタンレー証券がなると思われます。
そのため、個人投資家はカブドットコム証券でIPOを申し込むことが勝算が高そうです。
ほぼノーリスクで利益が得られるIPO投資に、この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?