こんにちは、くみちょーです。
みなさんは、日本の映画といえば、どの作品を思い浮かべますか?
スタジオジブリ、新海誠監督の「君の名は。」、大沢たかおと柴咲コウが主演の「世界の中心で、愛を叫ぶ」、岡田准一が主演の「永遠の0」などなど数多くの名作があります。
そこで今回は、過去に大ヒットした日本の映画を、ヒットしたランキングをご紹介します。
5位:踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
興行収入:173.5億円
織田裕二さんが主演のテレビドラマ、「踊る大捜査線」の劇場版第2目作です。興行収入は、2003年に国内で放映された作品の中では1位となっています。
現場と会議の様子が対照的に描かれており、映画を見たことのない人でも「事件は会議室で起こっているんじゃない。現場で起こっているんだ!」というセリフには聞き覚えがあるのではないでしょうか。
当時、開発途上だったお台場の様子も描かれており、東京湾岸部の劇的な発展の状況も伝わる映画となっていました。
4位:もののけ姫
興行収入:193億円
宮崎駿監督が脚本を勤めたスタジオジブリの作品です。1997年までに放映された日本の映画の中で、歴代興行収入1位となりました。
映画のキャッチコピーは「生きろ。」
自然と人間が互いに歩み寄って、平和に暮らせる世界を望む少年アシタカと、山犬に育てられて人間を憎む少女サンの関係が深まっていく様子は、映画の見どころのひとつです。
人には人の、森と動物にはそちらの正義があり、互いの正義のために戦い合う。立場が変われば見方が変わり、どちらが正しいのか見えてこなくなります。自然と人間との共存のメッセージが、このキャッチコピーに込められているのではないでしょうか。
これは、コピーライターの糸井重里氏が考案しました。
また、米良美一さんが歌う主題歌「もののけ姫」もとても話題になりました。
3位:ハウルの動く城
興行収入:196億円
こちらも宮崎駿監督が脚本を勤めたスタジオジブリの作品です。4位で紹介した「もののけ姫」との差は、僅か3億円。スタジオジブリ史上では、2番目の興行収入となっています。
この作品は声優陣が豪華であることも特徴です。ヒロインのソフィーには、昭和の名女優である倍賞千恵子さん。ハウルにはSMAPの木村拓哉さん。荒地の魔女には、美輪明宏さんが出演しています。
物語の見どころのひとつは、呪いで老婆に変えられたソフィーが、作中で元の少女の姿に戻る場面が何度かあることでしょう。なぜ急に呪いが解けたり、再び老婆になったりするのか考察しながら見るのも、映画の楽しみ方ではないでしょうか。
2位:君の名は。
興行収入:250.3億円
新海誠監督が脚本・原作であるアニメ映画です。
キャッチコピーは、「まだ会ったことのない君を、探している」。
互いに遠くに住んでいる高校生の男女の人格が、朝起きたら入れ替わっていたところから物語は始まります。
2人の入れ替わりには、実は3年の時間差があること。あるタイミングで入れ替わりがなくなり、瀧が三葉の記憶がなくなっていく様子。2人が時空を超えても認識できるように、互いの手に名前を記すシーンなど、数多くの見どころがあります。彗星のシーンなど、空の情景が美しく描写されているのも特徴です。
第40回日本アカデミー賞では「優秀監督賞」、「優秀アニメーション作品賞」などを受賞しており、映画の主題歌となった、RADWIMPSの「前前前世」も平成アニソン大賞で映画主題歌賞を受賞しています。
1位:千と千尋の神隠し
興行収益:308億円
「トンネルのむこうは、不思議の町でした。」というキャッチコピーの、宮崎駿監督によるスタジオジブリの作品です。2001年公開の映画ですが、未だに日本歴代興行収入1位となっています。観客動員数は、 2350万人にも上るそうです。
この映画では、10歳の少女である千尋が引っ越しの途中で不思議な世界に迷い込んでしまいます。魔女の湯婆婆によって豚にされてしまった両親を助けるため、千尋は湯婆婆のところで働くことになります。物語が進むにつれ、千尋が成長してく様子が描かれています。
有名なシーンは、千尋がハクからもらったおにぎりを食べながら号泣するところ。河の神様から大量の金をもらい、みんなから信頼されるようになるところ。暴走するカオナシを鎮め、その後ハクを助けるために銭婆のもとへ向かうところなどがあります。
最後にはハクの本当の名前を取り戻し、彼を湯婆婆のところから解放することに一躍買います。
第25回日本アカデミー賞では、「最優秀作品賞」、「会長功労賞」などを受賞。
また、日本だけではなく海外でも高い評価を受けており、第75回アカデミー賞では、アカデミー長編アニメ映画賞を受賞、第52回ベルリン国際映画祭「金熊賞」を受賞しています。
ちなみに、2003年に「金曜ロードショー」で放送された際には、視聴率46.9%を記録。年間1位となりました。
エンディング
いかがでしたでしょうか。
こうして振り返ると、ジブリ作品が3つもランクインしています。10位では、6位に「崖の上のポニョ」、7位は「風の立ちぬ」、10位に「借りぐらしのアリエッティ」が入っています。
特に1位の「千と千尋の神隠し」は、「タイタニック」や「ハリー・ポッター」よりも興行収入があり、世界歴代1位となっています。あらためて、スタジオジブリの凄さが分かりますね。