昨日は注目の日銀金融政策決定会合でしたね。
ドル円も日経平均先物も乱高下で大変な一日でした。
で注目の結果は
ETF購入枠6兆円に拡大。
黒田バズーカは見事に空砲。
そして日本が共産主義国になりました。
個人的にはゼロ回答の可能性もあると思っていたので、ETF購入枠6兆円に拡大だけでもかなりのサプライズだったのですが、マーケットはそれ以上の政策を勝手に織り込んでいたみたいですね。
そして、昨日は日本が共産主義国になった日でもあります。
これはどういう事かというと、すでに日銀の累計ETF保有額は推定8兆円を超え、日経平均株価を構成する9割の企業で実質的な大株主になっています。
さらにミツミの実質保有比率は約11%、アドバンテストは約9%、ユニクロも約9%の保有比率だそうです。
こちらブルームバーグの記事に詳細が載っています。
日銀が今のペースでETFを購入していけば、10年後には国有化される企業が出てきそうな感じですね。
さて共産主義の話は置いといて、ETF購入枠6兆円に拡大でETF購入ルールは変わるのか気になるところですよね。
日銀のETF購入は2010年12月からスタートしたのですが、当時の購入枠は年1兆円でした。
その当時のETF購入ルールは前引け時点でTOPIXが1%以上下落していた場合に、後場からETFを購入するというルールでした。(このルールは日銀が発表したものでなく、市場で噂されていたものです。)
現在ではETF購入枠が年3.3兆円に拡大され、購入ルールも前引けでTOPIXが下落していた時に後場からETFを購入するという事になってます。日銀のETF購入は後場からです。そして直近7月28日の購入額は348億円です。
ただこの購入ルールも日銀が正式に発表したものではありません。TOPIXが下落していてもETFを購入しない時もあれば、ごく稀にTOPIXがプラスでもETFを購入することがあります。
そこでETF購入枠が6兆円に拡大して購入ルールが変更になるか注目ですよね。
ルールの変更としては
1 購入金額を単純に増やす。1日348億(直近の購入額)⇒600億程度にする
2 TOPIXがプラスの日でも購入する
3 前場からETFを購入する
というのが考えられますが、2と3はないと思うので、おそらく1の単純に購入額を増やすという事になると思います。
しかし1の場合だと午後から日銀が600億購入するとかなり市場が歪みますね。前場小幅安くらいの時は午後から日銀が出動するので日経の売りは厳禁という感じになりますね。また逆を言えば日銀保有比率の高い銘柄を前引け前に仕込むというのも有効な戦略になりそうです。
最後に日銀の保有比率が5%以上で大株主の銘柄を挙げておきます。是非参考にして下さい(ブルームバーグより引用)
・ミツミ電機 ・アドバンテスト ・ファーストリテイリング ・太陽誘電 ・TDK ・東邦亜鉛 ・トレンドマイクロ ・コナミ ・テルモ ・ヤマハ ・大和ハウス工 ・住友不動産 ・三菱マテリアル
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