アノマリーを活用したトレード術
お疲れ様です。サラリーマントレーダーJohnです。
唐突ですが皆さん、アノマリーはご存知ですか?
今日はFXトレードで言うアノマリーについて触れてみようと思います。
アノマリーとは?
アノマリー(Anomaly)というのは一般的に「変則的」などといったような意味合いの英単語です。
しかし、アノマリーと言う単語はトレードの世界では少し異なった意味合いを持っており、具体的に言うと「理由は良く分からないけれども、そうなる傾向が強い法則」みたいな意味の捉えられ方をしています。
例えば、ゴトー日(5と10が付く日)の仲値決めである午前9時55分に向けて米ドルが買われ米ドル高円安になりやすい、スワップが多くつく水曜日のロールオーバーに向けて高金利通貨が買われやすいなど様々なアノマリーが存在します。
その中でも、私がFXをはじめた当初に毎週やっていたアノマリーを活用したトレード方法「窓埋め」トレードについて紹介したいと思います。
FXトレードで言う「窓」とは?
(※SBIFXトレード 米ドル/円 5分足チャート)
こちらをご覧ください。
2017年9月25日月曜のオープン時、前後のローソク足に隙間が生まれているのが見て取れます。
これが「窓」と言われるもので、窓が出現することを「窓あけ」と言います。
原理上、1本前のローソク足の終値が次のローソク足の始値であり、前後のローソク足は隙間を空けることなく連なっているはずですよね?
なぜ、このような窓が起きるのでしょうか?
窓が出現する理由には様々な要因があるのですが、その一つとして世界には週末私たちのように土日が休みではない商業圏も存在するため、土日の世界的な為替の取引量は圧倒的に落ちるものの、一部の為替取引の影響を受ける結果、窓が出現するなどの理由が挙げられています。
アノマリーでは「開いた窓はいずれ閉まる(埋まる)」と言われています。
当然、相場に絶対はありませんから開いた窓が必ず閉まるとは言えませんが、当日中に閉まらずとも数日中、数週間や数か月、数年と期間を流動的に見るのであれば窓は概ね閉まるものとも言えるのではないでしょうか。
私は一定のルールのもと、この窓が閉まるというアノマリーに従ってトレードを行っていました。
そのトレード方法と私なりの注意していたポイントを紹介したいと思います。
FX初心者でもOKの窓埋めトレード
窓埋めトレードの方法についてはいたって簡単です。
開いた窓が閉まる方向に対してエントリーすればよい訳です。
実際にチャートを見てみましょう。
先ほども触れた通り、窓は閉まる(埋まる)前提として考えます。
そのため、2017年9月25日月曜朝は上方向に窓が開いたわけですから、ショートでエントリーをするわけです。
窓が埋まることを前提にするため、エントリーは112.20にて成行、そしてターゲットは前日の終値近辺の112.05あたりでしょうか。
このようにターゲットの値も自動的に決めることができるため、一度エントリーをしてしまえばイフダン注文で決済まで設定してしまえばチャートを見続けている必要はありません。
そのため、何も考えることなく機械的に対応できるため、楽チンではありますね。
私がFXをはじめてまだ間もない頃、エントリーやエグジットのポイントをどう決めて良いか分からない時にトレードの発注に慣れるためによく窓埋めトレードをやっていました。
是非、まだFXをはじめて間もない方などは参考にして頂けたらなと思います。
しかし、窓埋めトレードが勝率100%ならば誰もが億トレーダーですよね。
この窓埋めトレードには一定の注意が必要です。
窓埋めトレードの注意点
窓埋めトレードについてあくまで個人的な見解として注意点をいくつか挙げておきます。
損切はどうするか?
仮に窓はいずれ閉まるとしてもいつ閉まるかどうかは分かりません。
そのため、延々と窓が拡がる可能性もあります。
そのため、どこかに損切りポイントを決めておく必要があります。
私個人としては、窓の幅が仮に15銭であれば損切幅も15銭程度で設定しまう(リスクリワード1)か、損失割合を自己資金の最大でも1%程度に収まるようポジション量から計算した損切幅に設定するなどの手法をとっていました。
窓埋めをいつまで待つか?
窓が閉まるのはすぐの場合もありますし、数時間や数日かかることもざらにあります。
そのため、私はだいたい窓が当日中に閉まらないようであればポジションは閉じるようにしていました。
無理に毎回トレードする必要はない
週末に大きなニュース(選挙やクーデター、その他報道)が流れると週明け方一方的なトレンドが出来上がる場合もあります。
つまり窓が閉まることなく、窓が一方向へ広がり続けるケースもあります。
そのため、そういった時は諦め、次のチャンスを待ちましょう。
個人的には特に週末のニュースが無く、窓がせいぜい15~25銭程度空くと比較的早く窓が閉まりやすい印象を持っています。
このように、ポジションを取った場合でも窓が閉まるのを宝くじのように待っているのではなく、自分に合った撤退ラインも予め決めておくことをおすすめします。
窓埋めトレードに相性抜群のFX口座
窓埋めトレードの注意点としては、トレード時間帯が早朝と言うこともあり板が薄く、スプレッドが開きやすい時間帯であるということです。
米ドル/円スプレッド0.3銭原則固定をうたっているFX会社であっても、あくまでスプレッド固定は原則であり、例外も存在します。
以前見たところ、大手でも早朝の米ドル/円スプレッドが3.6銭~4.0銭程度まで拡大している例も見たことがあります。
それだけ、FX会社も固定スプレッドを提供するのが難しい時間帯ということです。
ただ、そんな中で過去、ほとんどの確率で固定スプレッドを提供しているFX会社が存在します。
それがSBIFXトレードです。
(※SBIFXトレードの2017年8月のスプレッド配信率)
みなさんはスプレッド配信率という言葉をご存知ですか?
もしご存知でない方はこちらの記事を参考までご覧ください。
■参考記事:FXをやる上で知っておかねばならないスプレッド配信率とは?
これはSBIFXトレードの2017年8月スプレッド配信率の割合となっています。
取引ロットが1~10,000の通貨ペアは全て100%となっています。
これは8月1日~8月31日の期間において、固定スプレッドの値を常時提供し続けられたことを示しています。
従って、8月は早朝の時間であっても米雇用統計といった大型経済指標の前後でも提供スプレッドは広がることなく、原則固定の値を提示していたということです。
従って、早朝のスプレッドが開きやすい早朝のエントリーを行う窓埋めトレードにはもってこいのFX口座ということになります。
おまけに各通貨ペアの提供スプレッドはFX業界でも最狭水準です。
SBIFXトレードは普段使いのメイン口座としても十分に機能すると思いますが、もしまだ口座をお持ちでなければこの機会に開設してみてはいかがでしょうか?
今ならキャッシュバック&驚愕のスプレッド縮小キャンペーン実施中!
※キャンペーン内容詳細はSBIFXトレードのホームページで必ずご確認ください。
今回は以上です!それでは、また!
John