お疲れ様です。サラリーマントレーダーのJohnです。
季節は春ですね!
新たな期に入り、気持ちも新たになりますね。春先は新たなチャレンジをしてみたくなるものなのかなーっと思います。
そのせいか、Johnに対して知人から「FX興味あるんだけど、どうすればいい?」という相談が数件ありました。
「そんなタイミングなのかなー?」
と感じましたので、久々にFXおすすめ本の冷静レビューの筆を執りました。
そして今回おすすめ本レビュー紹介にはこちらの本を選んでみました。
『超ど素人が極めるFX』
著者は羊飼いさんです。
著者紹介|羊飼いさんってどんな人?
羊飼い(ひつじかい)さんはFX業界では知る人ぞ知る存在です。カリスマFXトレーダー兼カリスマFXブロガーです。羊飼いさんが運営されている『羊飼いのFXブログ』は情報量も多くのFXトレーダーが見た経験があるのではないでしょうか?
羊飼いさんがFXをはじめたのは2001年。きっかけは保険金を手に入れたためだそうです。
当時、手数料やスプレッドが有利だった海外FX会社の情報交換を行うために某掲示板(2ちゃんねる?)を主体に活動していましたが、そこで得た情報を記録する備忘の為に2003年からブログを始めたのが今の“羊飼いのFXブログ”だそうです。
“羊飼い”という名前の由来は、当時の掲示板で比較的スワップポイントが高かった豪ドルのことを“羊”と呼んでおり、ブログを開始する時に「もう短期トレードの疲れた」→「豪ドルを買ってスワップポイントを得て不労所得で優雅に暮らそう」→「豪ドルを買う」→「羊飼い」となったそうです。ただ、10年以上経った今はそうはなっておらず、一貫して数秒でFXトレードを終えるスキャルピングが中心だそうです。
それでは、本「ど素人が極めるFX」の内容の中でJohが興味深かったポイントをまとめます。この本は大きく分けて2つの側面があります。
FXとは?から説明してくれるFX入門書
前半部分はFX入門者向けの内容になっています。
巻頭特集
FXに魅力について「FXとは」から説明した内容
第一章
「円高」と「円安」の説明など為替相場の概要が理解できます
第二章
実際にFXトレードを行う前に行う口座開設などの準備の流れ紹介
第三章
経済指標の紹介、各経済指標の紹介
第四章
ローソク足、移動平均線、ボリンジャーバンド、MACDの見かたの説明。特長的なチャートの形状(ダブルボトム、ダブルトップ)の紹介など
これら前半部分はFXトレードをはじめるにあたっての非常に基本的なポイントとなりますが、図解が多く用いられ非常に見易い印象を受けました。「これからFXはじめたいんだけど何から学んだら良い?」という方にはちょうどいいでしょうね。
初心者でもやってみたくなる具体的なFXトレードシグナルの紹介がある実践書
一般的なFX入門の書籍は「超ど素人が極めるFX」の前半部分の内容のみで終えているものが数多く存在しますが、この「超ど素人が極めるFX」が異なるのは羊飼いさんが利用しているFXトレードシグナルを具体的に紹介している点です。このような具体的な手法が書いてあることで、FX入門する方でも、本を読んだ流れで「よし!チャートを見てみよう!」とステップアップしていける訳です。本の構成としてはとても親切ですね。
今回はここで紹介されている「平均足とMACDを組み合わせた」FXトレード手法について触れたいと思います。
平均足とMACDを使った逆張り手法
具体的な内容に触れる前に平均足とMACDについて触れておきます。
平均足とは?
平均足とはシンプルに言えばローソク足の改訂版です。
ローソク足は相場の動きが分かる便利ツールですが、上昇トレンド中に陰線が頻繁に現れることも多く、一目でトレンドが分かりづらいケースもあります。こうした点を修正したものが平均足です。
平均足とは高値と安値はローソク足と同じですが、始値と終値の位置が異なります。
平均足の始値は前の足の始値と終値の平均、平均足の終値はその足の4本値(始値・高値・安値・終値)の平均となります。結果どう見えるかというと、日足であれば前日と比べて相場が上昇しているのか下落しているのかをより明確に示してくれるため、トレンドが一目で判別し易いというメリットがあります。
MACDとは?
MACDは「マックディー」と読みます。
MACDはMoving Average Convergence and Divergenceの略称で、FXトレーダーの中でも比較的人気が高いトレンド系テクニカル指標です。
MACDの特長としては直近の影響をより強く反映し、移動平均線より敏感にトレンドを察知できます。
MACDはMACDラインとシグナルという2本の線で構成されます。見かたとしては移動平均線と同様に右肩上がりなら上昇トレンド、右肩下がりなら下落トレンドと判断します。基本的には2本の線がプラス圏で推移しているのかorマイナス圏で推移しているのか、右肩上がりなのか?or右肩下がりなのか?に注目し、2本のラインがクロスしたゴールデンクロス(またはデッドクロス)のポイントを転換点として判断します。
それでは、具体的に平均足とMACDをチャートへ表示されてみましょう。
平均足とMACDチャート
平均足が利用できないFX会社も比較的存在します。今回は両方とも表示可能なFXトレード・フィナンシャルのMT4チャートを利用します。表示は米ドル円1時間足です。 (※FXトレード・フィナンシャルでは当サイト限定タイアップキャンペーンを実施中!ひろぴーさんのオリジナルレポートがもらえます。タイアップレポートの紹介はコチラのページをご覧ください)
いかがでしょうか?
平均足は緑が上昇、赤が下落です。色だけ見ればトレンドが一目瞭然ですね!
ここで注意したいのは上下のヒゲです。ローソク足とはヒゲの意味合いが異なります。
平均足では強力な上昇トレンドでは下ヒゲが出ず、長い上ヒゲが次の足へと続いてきます。下落トレンドではその逆です。つまりシグナルとしては以下となります。
長い陽線+長い上ヒゲ
強い上昇トレンド。強い買いシグナル。
陽線+下ヒゲ
上昇トレンドの力が弱まってきたサイン。下落トレンド転換の可能性。
長い陰線+長い下ヒゲ
強い下落トレンド。強い売りシグナル。
陰線+上ヒゲ
下落トレンドの力が弱まってきたサイン。上昇トレンド転換の可能性。
このようになります。
羊飼いさんの平均足×MACDの使い方
羊飼いさんは基本的に平均足とMACDを1分足で表示しスキャルピングトレードを行います。売買シグナルとしては以下です。
チェック項目
・平均足の色が変わって数回同じ色が続く
・MACDもその方向にシグナルを抜けた(抜けそうだ)
→トレンド転換直後へ乗っかる売買を行う。
環境分析
・直近の30分~4時間程度の為替相場の上下の推移とシグナルの上下の推移は合っているか?(基本的にこの羊飼いさんの手法はレンジ相場推奨)
・MACDの縦のメモリが(ドル円の場合)0.020以上の上下動の“メリハリ”がある動きをしているのか?(メリハリのある動きがある方がベター)
以上のポイントを具体的にFXトレードフィナンシャルのMT4チャートで、今度は1分足で見てみましょう。
いかがですか?
非常に分かり易いですよね。
是非、興味のある方は「超ど素人が極めるFX」を実際に手に取って読んでみてください。
羊飼い『超ど素人が極めるFX』レビューまとめ
私JohnとしてはFX入門を検討中の方に向けておすすめも出来ますし、一定期間FXトレードを行いながら自分に合う手法を探しているFXトレーダーの方に向けてもおすすめ出来ると感じています。
特に羊飼いさんの具体的なFXトレード手法が書いてあるのは大変勉強になります。
また、各経済指標など復習になりそうな題材も盛りだくさんです。
是非、この本『超ど素人が極めるFX』を通じて、あなたのFXトレードの幅を広げて頂けたら嬉しいです。
※文章中で表示した平均足&MACDチャートはFXトレード・フィナンシャルのMT4チャートを利用しています。今なら当マウンテンブログ限定でひろぴーさんの非売品のRCIレポートとDVD(4,104円で販売中のDVD)がなんと!手に入っちゃいます!いずれも具体的な手法が紹介されていますので是非この機会に口座を開設して目を通してみてください。
※コチラのバナーから無料で口座開設が出来ます。
キャンペーンの詳細はバナーから移動した先のFXトレード・フィナンシャルのホームページ上で必ずご確認下さい。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
John(執筆日:2018年4月13日(改))