原油価格の歴史を振り返る

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お疲れ様です。サラリーマンFXトレーダーJohnです。

最近はめっきり梅雨らしくなってきましたね。

雨が降るとジメジメして嫌だなぁという感じになりますが、雨が全く降らないと夏の水不足が心配になります。

さて、相場の話です。

FXの相場ではFOMC利上げに伴う米ドルの動きやテーパリング観測に伴うユーロの動きなどが通貨の主な話題でしょうか。

その他の話題としては、中東カタールの国交断行に伴う原油相場の動向が注目されつつあるように感じています。

今日はその原油価格の歴史について紐解きたいと思います。

原油価格値動きの条件

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そもそもどのような状況で原油価格は値動きするのでしょうか?

それを考えてみたいと思います。

原油価格変動要因①世界経済の期待感や実需増

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原油の相場は世界経済の実需や期待感を反映しています。

例えば分かりやすい例を挙げると、市場が世界経済を好感するならば建設や輸送で原油消費が伸びるため価格が上昇します。

つまり投資家はリスクを取って高い収益を狙う“リスクオン相場”となる訳です。

対照的に世界経済の衰退や不透明感が市場に広がると、投資家はリスク回避のため、リスク資産から安全資産(債券や金、通貨なら日本円、スイスフランなど)へ資金を移す“リスクオフ相場”となる訳です。

リスクオフ相場の時、原油価格は下落する訳です。

このように原油の値動きは世界の投資動向が前向きなのか、後ろ向きなのかを判断するバロメーターのような存在になっています。

原油価格変動要因②原油生産国近辺の地政学リスク

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また、原油は中東諸国で生産される傾向が高いです。

2016年の原油生産量(国別)は以下のようになっており、中東諸国がベスト10に5か国もランクインしています。
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中東情勢は宗教対立やイスラム国の占拠など地政学リスクが高まりやすい地域です。

地政学リスクが高まると原油価格は高まり、地政学リスクが下がると価格は安定します。

中東情勢が世界経済へ影響力を持っている訳です。

その他、昨今取り上げられるのはOPECの原油減産合意の話題。

当然、原油の在庫量が増えれば希少性が下がりますので原油価格は下落しますし、在庫量が減れば希少性が高まると同時に、経済の旺盛な原油消費が売らずけられる訳ですから原油価格は上昇します。

いかがでしょうか?

原油の値動きに注目することで世界動向が探れそうな気がしませんか?

それでは、ここで過去の原油価格の動向をチャートと共に振り返ってみましょう。

原油価格の振り返り

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原油チャート月足

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原油価格の月足チャートです。

そもそも原油が産業へ本格的に利用され始めたのは1800年代に入ってからです。

そして第一次世界大戦、第二次世界大戦を経て1960年代以降から大きく値動きをするようになってきます。

1973年の第一次オイルショックは第四次中東戦争に端を発しますが、当時は原油価格が2~3ドル程度だった価格が10~13ドル程度まで高騰しました。

その後、1978年の第二次オイルショックを経て、1980年のイラン・イラク戦争によって原油価格は30~40ドルまで急騰。

原油価格の初期段階は地政学リスクが顕在化するたびに原油価格が高騰する繰り返しでした。

しかし、中東以外でも原油生産比率が増えるにしたがって中東の地政学リスクの割合が低下すると一時期価格は比較的安定しはじめます。

けれども、その後原油価格は世界経済の影響を色濃く受けるようになります。

それが1999年のアジア通貨危機です。

アジア通貨危機の際には原油価格は一時、10ドルを割り込むまでに下落します。

その後、中国の消費量の増加に伴う原油価格の高騰を経て、2008年7月には最高値147.27ドルまで上昇しました。

しかし、以降2008年8月のリーマンショックを経て世界経済は冷え込み原油価格も下落。

直近ではOPECの原油生産量の調整から原油価格がまた持ち直すのか?注目が集まっています。

原油チャート日足

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こちらは原油チャートの日足です。

原油価格は直近では42ドル~55ドルのレンジ状態になっているように見えます。

直近では42ドルを底に反発しつつあるように見えます。

7月~8月で50ドルへ乗せて来るかどうか、以降に55ドルを上回ってくるかどうかが原油価格のターニングポイントのように思います。

原油へ投資しなくとも原油価格動向は世界経済の変化の動向が必ず現れます。

来たるべき大きな転換点は利益を上げるチャンスにもなると思いますので、原油価格はこまめにチェックしておきたいものですね。

原油チャートのチェック方法

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それでは、原油の価格やチャートはどこでチェックすれば良いのでしょうか?

原油にまつわる金融商品は私たちの周りに様々な存在します。

先物、コモディティETF、CFDなどがそれに当たります。

今回はその中でもCFDのチャートを取り上げました。

先のチャートはGMOクリック証券CFDのプラチナチャートです。

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原油価格の歴史まとめ

原油価格の歴史を振り返ってみると、世界経済のターニングポイントで大きく値を動かしていることが分かります。

特に原油価格が揉み合いから一方向へトレンドを形成する兆しが顕在化しつつあるときがもっとも注意です。

そのタイミングで原油CFDで利益を狙っても良いですし、別の商材で資金を運用しても良いと思います。

大きく利益を狙うために原油価格の推移はこれからも是非とも注視しておきましょう。

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気になる方は以下の記事も併せてご覧ください。
(※過去のNYダウについてのCFD関連記事はコチラ!
(※過去の金スポットについてのCFD関連記事はコチラ!)
(※過去の銀スポットについてのCFD関連記事はコチラ!

以上です。それではまた!

John