2018年後半の株式市場は2万円から2万4000円を往復し、最後に2万円を割り込みこれからの冬の時代を思わせる相場展開となりました。
2012年11月より続いたアベノミクス相場&トランプ相場の上昇もついに終わりを迎えるのかもしれません。
しかし、そんななかでも新興銘柄に目を向けると絶好の押し目を狙える可能性があります。
今回は筆者が注目しているこれから半月くらいで株価2倍を狙っている銘柄と、その他の注目銘柄を取り上げてみたいと思います。
銘柄選びの条件
筆者が選んだ銘柄は、全て新興銘柄で業績が拡大しており、過去に何度も投資を行い知見のある銘柄となります。
また、半分は2018年の後半に筆者の投資パフォーマンスを引っ張ってくれた銘柄です。
- 業績が良く見通しが良い
- 大型銘柄ではない
- 振興銘柄
- 内需銘柄
- 独自分析ができている
それでは、いってみましょう!
フィルカンパニー(3267)
まずは、上場後に7倍以上になったフィルカンパニー(3267)。駐車場の空中部分を活用するという競合他社がいない美イネスモデルで売上高・利益ともに伸び続けています。
11月の好決算により1000円以上の上昇を見せましたが、市況の悪化で叩かれてしまいました。
しかし、この銘柄の成長率を考えれば割安であり、景気悪化にも強いので4000円以下は買いで良いと思います。郵政との提携やいちごのグループ会社と中規模の空中店舗の共同開発などが業績を下支えしており、為替も関係のない内需株なのも円高が予想される2019年には良いですね。
◇日足チャート
大納会価格:3,580円 目標株価:7,000円
リミックスポイント(3825)
仮想通貨取引所の運営で好業績を叩き出しているリミックスポイント(3825)。ビットコインの価格下落で売り込まれているものの、取引高は急拡大しています。また、ホテル事業の方も開業となるため、2月の決算では秋の株価である800円台に簡単に戻るとみています。
仮想通貨取引所であるBITPointは、サーバーダウン0回、業界有数のセキュリティレベルを有するということでハッキングリスクは皆無。本田圭佑選手をイメージキャラクターとしたことから、取引高は何倍にも膨れ上がっています。同社の顧客への取引高は0として、インターバンクのように各取引所とディーリングを行うことで収益をあげる独自モデルが強み。
2月の決算で勝負したいと思います。
◇日足チャート
大納会価格:401円 目標株価:950円
GAテクノロジー(3491)
不動産×電子化のテーマで独自性のあるGA technologies。IPOの際には非常に盛り上がりました。
不動産屋さんの知人にヒアリングしたところ、社長の人柄を買って多くの会社から引き合いがあるそうです。加えてファンドの資金も入っているようでかなり強気で見ています。なにより、落ちこぼれ社員からトップ営業マンまで上り詰め、会社設立し上場までもっていった社長のバイタリティは惹かれるものがあります。
多くの書類が電子化へと向かうなかで、不動産業界は全ての書類を書類で行っています。それを変えることのできる唯一の企業ということで、フィルカンパニーと同様に競合他社が存在しない点も評価しています。
◇日足チャート
大納会価格:3,005円 目標株価:7,700円
ギフト(9279)
11月に上場した横浜家系ラーメンチェーン『町田商店』をメインに、麺やスープなどの食材を提供するプロデュース事業を展開。ラーメン屋のM&Aや株主優待の導入など、上場後に積極的にIRをリリース!
四季報を見ると、浮動株が0.4%と流動性の欠如が見られ、この位置での株式分割も期待できます。
月次報告があるため、業績予測がしやすくセントラルキッチンがあるため、多店舗展開やM&Aを行うことで原価率の低下が見込めます。
大納会の日も大きく上昇しており、好感触。
◇日足チャート
大納会価格:3,615円 目標株価:7,200円
チェンジ(3962)
工場や施工現場の作業や官公庁の情報処理を携帯端末とAI活用を含むITで効率化する仕組みを開発・提案 する。
「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクを18年11月末に買収し、株式の6割を取得。同社の売上高は2017年9月で60億円に上り、ふるさと納税の普及により2018年はさらに伸びている模様。2019年の売上高は84.3億円、経常は5.13億円となっており劇的に成長!
分割も積極的に行っているために、5000円まで伸びることができれば、株式分割による上昇が期待。
日経の大暴落を無視するように大納会も強かったので、押し目は積極的に買っていきたい。
◇日足チャート
大納会価格:3,875円 目標株価:7,000円
※チャートの出所は全てSBI証券
◇目標株価一覧
コード | 銘柄 | 2018年終値 | 2018年高値 | 目標株価 |
3267 | フィルカンパニー | 3,580 | 9,850 | 7,000 |
3825 | リミックスポイント | 401 | 1843 | 950 |
3962 | チェンジ | 3875 | 4140 | 7000 |
3491 | GA technologies | 3005 | 6320 | 7700 |
9279 | ギフト | 3615 | 3875 | 7200 |
まとめ
2019年は貿易戦争の影響をモロに受け、3/1まで停戦となっているものの明るい話は出てきそうにありません。
さらに、英ブレグジットは合意なき離脱になる可能性もあり、フランスの景気も揺らいでおりヨーロッパ不安もあります。
為替は株価の下落や不動産市況の悪化により利上げは当分なさそうです。
そうなると、主要銘柄は上がりづらく、日経平均は18,000円、17,000円も十分考えられそうです。
そんななかで、株式投資では内需株で新興銘柄に光を見出していくのが定石ではないでしょうか。
FXでドル円を売るのも良いですが、投資資金の一部を株式投資にまわしてみませんか?
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