一目均衡表の使い方

ターボです。

今回は一目均衡表についてお話したいと思います。

 

数あるテクニカル指標の中で、日本人が開発したテクニカル指標として有名な一目均衡表。

 

本名「細田悟一」ですが、ペンネームが一目仙人だった彼が協力者とともに7年かけて開発した一目均衡表。

もちろん、世界中で、「ichimoku」といえば、一目均衡表であることが理解されます。その基本を見ていきましょう。

■一目均衡表の基本

一目均衡表には数種類の線がでてきます。

・転換線
・基準線
・先行スパン1
・先行スパン2
・遅行スパン(遅行線)
・雲

下記、簡単に参考チャートを掲載しておきます。

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世界で唯一、単体で使われるテクニカル分析チャートかもしれません。

未来と現在と過去を同時に表記したテクニカルになります。一目均衡表では、「26」という数字がキーワードになります。

26本先を表示した、先行スパン線、1と2

26本後に表示した、遅行スパン線

そして、現在を表す、転換線と基準線です。

 

■一目均衡表の使い方

一目均衡表初心者が覚えておきたいのは3つ、転換線、基準線、そして雲です。この3つの線がからんだ2つのポイントをおさえておくのがコツです。

・ポイント1:ローソク足が雲に到達したとき

一目均衡表の中に雲があるのですが、ローソク足が雲に到達したときがポイントです。

ローソク足が雲の上方から雲に到達し下に突き抜けた場合、上昇トレンドが下降トレンドへ変換したこと示します。雲の中に突入ではなく下に突き抜けた場合と、覚えておいてください。

 

雲の中に突入したものの雲の中で反転し上昇トレンドが継続するケースがあります。

 

逆に、雲の下方から雲の上に突き抜けた場合は、下降トレンドから上昇トレンドに転換したサインです。順張り手法ならば、その時点で「買い」を選択できるでしょう。

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・ポイント2:転換線と基準線が交差したとき

一目均衡表の転換線と基準線が交差したときがトレンド発生と言われています。

転換線が基準線を下から上に抜いたときが上昇トレンド発生のサインで、逆に、上から下に抜けたときは下降トレンドの発生のサインとなります。

転換線と基準線による指標は中期間におけるトレンドを指し示すものですから、トレンド発生のサインがでたらすぐにアクションを起こすと考えるべきです。

下降トレンド発生なら売り、上昇トレンド発生なら買い。順張りで賢明な売買を心がけましょう。

 

〇しかし、正直、移動平均線よりは精度が悪いです。そもそもこれをシグナル的に使うのはおすすめしません。

長期的な流れを示唆する程度と覚えておきましょう。ですので、一目均衡表は日足や週足には抜群に相性がいいと感じております。

 

■一目均衡表の遅行スパン

遅行スパンとは当日の終値の26日前の線です。

つまり、26日前の線よりもローソク足が上方にあるなら強気相場と捉えられ、逆にローソク足が下方にあるなら弱気相場と判断できます。

強気相場と判断できれば積極的に買いに向かえますが、弱気相場ならば買いを差し控えたほうが良いケースがあるかもしれません。

遅行スパンとローソク足の位置を確認しながらトレードするのも、一つの参考になるでしょう。

 

っと、基本的な遅行スパンは教科書的に書いてありますが、ひろぴーさん曰く、遅行線26が実体のローソク足にタッチしてくると、ローソク足自体がそのプライスで停滞している証拠=レンジ相場を26本も形成させていたということになるそうです。

 

この時はトレードを控えたほうがよいそうですが、次のトレンド発生のチャンスにもなるそうなので、ボリンジャーバンドと遅行線の相性がよいとお話しておりました。

 

むしろ、遅行線がローソク足にタッチしてきたら、次のブレイクアウトはトレンド発生の可能性を高めるそうで、その形状がきたチャートは注視していることが多いそうです。

視覚的に非常に見易い、気づきやすいテクニカルとなるようです。

それは応用編で説明してくれると思います。

 

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