9月に入ってから、ビットコイン『中国当局がビットコインの取引所を閉鎖する』というニュースで、ビットコインは急落。 一時、30万円前半まで暴落し、高値から25万程度と過去最大の下げ幅を記録しました。
その後は、わずか半日で40万円台まで回復しましたが、ビットコインのボラティリティの高さをまざまざと見せつけられることとなりました。 こういった暴落があると、ビットコインの行く先が気になりますよね。 11月にはまた分裂問題もあるようで、これからビットコインに投資しようという人にとっては、不安材料しか見えないのではないでしょうか。
そこで、今回はビットコインの相場予想のまとめと、筆者が考える今後ビットコインが上昇する理由を書いていきたいと思います。
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ビットコインの強気予想まとめ
6000ドル=66万円
ウォールストリートストラテジストTom Lee氏は、2018年に6000ドルと予想しており、2022年までにはなんと55,000ドル、日本円にして約600万円(1ドル110円換算)まで上昇していると予想しています。 そして、ビットコインはバブルにしてはまだ早い段階であるとしています。
参考:ウォールストリートストラテジストTom Lee氏、ビットコインは来年6,000ドルへ。さらに2022年までに55,000ドルも
直近では、2022年の予想を25,000ドルと下方修正しているようですが、それでも今の水準から6倍になる計算です。
出所;CNBC
100,000ドル=1,100万円
Saxo Bankのアナリストであるケイ・ヴァン・ピーターセンは、2027年までに100,000ドルに達するという予想をしています。
10年後とはいえ、日本円にして1,000万円を突破するということは驚きでしかありません。 10年後には予想が忘れられるから、インパクトを狙ったのでしょうか。
この予想のベースは、国際決済銀行の平日通貨取引量から「ビットコインが今の10倍の量の取引になれば」と仮定して計算しているらしいですが、筆者にはこの考えが正しいのかどうか疑問です。
しかし、サクソバンクは2016年12月にビットコインの予想をしており、その時は「2017年にビットコインが2,100ドル(23万円以上)になると予想」しています。
当時のビットコイン価格は700ドルであり、3倍の上昇を当てたのですから信ぴょう性があると考えても良いのかもしれません。
参考:SAXOBANKのアナリストはビットコインが2027年までに100,000ドルに到達すると分析
なお、スウェーデンには貯金の全額をビットコインに突っ込んだプログラマーがいるそうです。
彼がビットコインを購入してからすでに100倍以上になっているといいます。
職業柄、ビットコインの技術的な説明とプログラムコードをダウンロードし研究した際に革命的だと衝撃を受けたことから、全額投資することにしたとか。
彼は、金利引き下げを避けるために金持ちが金市場に資金を投入する金額が約8兆ドルあることからビットコインに流入する資金を計算。これからビットコインの発行上限である2100万分の1とすると、1ビットコインあたり380,000ドルとなる。
最終的にビットコインは50,000~100,000ドルの価値になるとだろうと推測しているそうです。
500,000ドル=6,000万円
スナップチャットに初期から投資しているJeremy Liew氏は、「ビットコイン価格は2030年までに500,000ドルになる」と語っています。
今から100倍以上になるという信じられない予想ですが、これと同じことを語っている有名人がいます。
それがMcAfeeの社長ことジョン・マカフィー氏。
彼は2030年どころか2020年までに500,000ドルになると語っています。
しかも、もしこれが達しなかった場合は。。なかなかインパクトのある内容なので、詳しくは参考ページ(John McAfee、ビットコインは3年以内に500,000ドルを超える。そうでない場合…)を見てください。
目先のビットコインの上昇材料
さて、最後に2017年~2018年3月あたりまでのビットコインの上昇材料を記載しておきます。
まず意識してもらいたいのが、日本人のビットコインの売買代金の大きさです。
出所:cryptocompare.com
FXの売買代金も加算されているので、正確性は欠けますが、世界でもトップシェアとなっています。
ここから、今後SBIグループを始めとした大手証券、FX会社が参入を予定しているのです。
既存の投資家がビットコイン取引を始めるきっかけになることは間違いないですし、日本人のFX好きは取引高が世界一位となるほどです。 類似商品であるビットコインへの参入者は、断続的に増加していくでしょう。
また、その決済の利便性から年間200万任ともいわれる海外旅行者がビットコインをどんどん利用していくに違いありません。 取引所も金融庁の登録制となるなど、法律、運用面でも整備されてきています。
筆者は某大手仮想通貨メディアを運営していますが、とにかくニュースが豊富なことから、ビットコインを取引してみようという人が現在でも驚くほどいます。
そして、その数は毎月増加しているほどです。
友人の反応も大きく変わりました。
昨年は「ビットコインなんてやってるの?」と軽くあしらわれていましたが、今になっては教えてほしいと頼まれる側です。
「ビットコインはもう怪しくない」
そんな認識が広がり、巨大な投資マネーが流入し続けているのです。
海外では、仮想通貨専門ファンドも組成され続けており、ビットコインの先物、ETF,オプションなどの金融商品ができる話も進んでいます。
個人的には、ビットコインは年内80万円程度の上昇を予想しています。
■ビットコイン長期チャート 出所:bitFlyer
ビットコインへまだ懐疑的な人も、また株式、FXトレードの腕に覚えがある人も、是非一度取引してみてはいかがでしょうか。