4月2日のビットコイン急上昇の原因と今後の見通し

4月2日(月)の13時30分ごろ、仮想通貨ビットコインが急騰しました。

14時30分までのたった1時間で10万円以上上昇し、56万円をヒット!上昇率は一時20%を越え、マザーズの個別銘柄のような値動きとなりました。

◇ビットコイン(BTC/JPY)15分足チャート

出所:GMOコイン

いったい何が起こったのでしょうか。この上昇の理由と背景をみていきましょう。

驚くべき2つの上昇理由

この急騰の背景には、嘘のようなホントの話がキッカケだということが分かりました。

それは、エイプリルフールにまつわる2つのジョークだったのです。

その答えは、イスラエルの金融メディアなどを手掛けるFinance Magnatesにありました。

米SECがビットコインETFを承認する

エイプリルフールに、「米証券取引委員会(SEC)がビットコインETF(上場投資信託)を承認した」という“嘘”のニュースを発表しました。

  • 米SECがビットコインETFを来月承認する

たしかに、これが本当であれば爆発的な影響力がありますよね。

もちろん、タイトルには【エイプリルフール】と分かりやすく記載したのです。

記事の掲載時間を見ると、4月1日7時37分。日本とイスラエルの時差は6時間なので、掲載時間は13時37分となります。

しかし、ビットコインが急騰したのは4月2日の13時30分過ぎ。でも、これがちょうど24時間後ということは偶然で片付けられない理由がありそうです。

恐らくリライトでもしたのでしょうか。とはいえ、これが理由であれば反応したのは世界中のアルゴリズム取引でしょう。

金融の世界では、キーワードに反応するアルゴリズム取引が多数存在します。

ビットコインの取引では、「ビットコインETF」×「承認」というキーワードは最重要とされており、巨大な買いポジションを買うように設定されていても何ら不思議ではないでしょう。

この推測が正しければ、「ビットコインETF×承認」というキーワードが記事のタイトルに出てくると、巨大な買いポジションをつくるというアルゴリズムがあり、もともと上昇トレンドであった仮想通貨市場に大量の買いが入ることで、買いが買いをを呼ぶ展開となったと考えられます。

さらに、50万円の節目を突破する際には売りポジションを巻き込んだことから、壮絶な強制ロスカットを誘発しながらの急騰となりました。

◇ビットコイン日足チャート

出所:GMOコイン

株式投資家としても有名な神王さんのYoutubeでは、匿名の投資家が1億ドル規模の買いを入れた、とか新興国マネーが流入したなどの解説がされていました。

真相は定かではないですが、50万円付近には大量の空売りのロスカットが設定されており、底をヒットしたために連鎖的な急騰となったことは間違いなさそうですね。

仮想通貨市場のファンダメンタルズも良好

そもそも、仮想通貨市場は3月に入りファンダメンタルズが良い状態でした。

日本だけでも、多数の材料が続出していました。

  • 新規法案の策定
  • 2017年3月以降に業務を始めたみなし業者の登録
  • 仮想通貨のレバレッジ取引が金融商品への移行

この状態から、4月から新年度マネーが流入するのでは?という思惑があったのですから、ほおっておいても上昇していた可能性があります。

そんな状態から思わぬ材料により急騰し、節目であった50万円を突破したことで、テクニカル的にも完全に下落トレンドが終焉したとみられます。

ビットコインの次のターゲットは?

では、ビットコインはどこまで上昇するのでしょうか?

テクニカル的には、50万円の下が15万円下の35万円まであったことから、65万円だという意見が多数あります。この65万円と言うのは、2018年のサポートラインであったことから、誰もが意識している価格です。

50万円以下でビットコインを買えているのであれば、少なくとも60万円までは保有し続けて良いのではないでしょうか。

ビットコインが一番値動きが良いので、レバレッジ取引でポジションを保有して引っ張りたいところです。

筆者も100万円の証拠金であっという間に利益が100万円以上になりました。

周りの投資家は、来週には60万円!どこかで買っておきたいという人が多数いることから、筆者も押し目をしっかり買っていきたいと思います。

ざっくりと55万円割れがあれば10枚買って、60万円で利益確定をして50万円の利益という感じですね。

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また、スマホで仮想通貨のFX取引をするのであればGMOコインが便利です。

PCツールも使いやすくなっているので、まずはチャート分析で使ってみてください!

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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

ABOUTこの記事をかいた人

FX歴2009年~、株歴2015年~。その他、CFD、商品、オプション、仮想通貨まで幅広く取引しています。金融メディア勤務で数多くの個人投資家ネットワークに参加。機関投資家から億トレまで、多くの投資家から得た知識を展開していきます。