2019年12月11日に、サウジアラビアの国営石油会社であるサウジアラムコが上場しました。
上場時の時価総額は約204兆円となり、いきなり世界最大の企業に躍り出ました。
※2位はアップルの130兆円程度
サウジアラムコの売り上げなど
◇2018年12月期
売上高:3559億ドル(約39兆円)
純利益は1110億ドル(12兆円)
なお、利益の規模は石油メジャー5社の合計をも上回る。
配当金は2020年は750億ドルを下限。これは、日本企業の配当総額の7割に相当。
資金調達規模:1.5%の売却256億ドル(2.5兆円)
これだけ見ると、とんでもない企業ですが、本来はアップルの2倍の時価総額、260兆円程度の規模での上場を目指していたようです。
ただし、上場初日に値幅制限いっぱいの10%高で引けたことにより、今後の期待は膨らむばかりです。
資金調達した資金はインフラ整備や教育に充てるものの、政府系ファンドでの運営も行うようです。
そして、これらの資金を使って”脱石油”の国の足掛かりを目指しているようです。
なお、2020年には海外市場にも上場を目指しているようです。
恐らくNY証券取引所だと思われますが、石油の争いを考えると、米国と英国が難しくなった場合、東証への上場も可能性はなくはありません。
ちなみに、この上場は2016年あたりから噂されていたのですが、原油価格の低迷や実際の採掘原油量が少ないなどの問題もあり延期になっていたようです。
カネ余りが株式市場を押し上げる
さて、今回のサウジアラムコのIPOにはサウジアラビアの王族や個人のほか、同国と緊密な湾岸諸国などの機関投資家が応募できました。
その応募額は、公募額の2倍に達したそうで、お金持ち国家とはいえ、カネ余り感が感じられます。
we workで大損しているソフトバンクのビジョンファンドに投資している場合ではないですからね。IPOが成功したことにより、それらのおカネもどこかに投じられるでしょう。
英国のEU離脱の混乱は後退し(1月末に離脱するかどうかは不明ですが)、米中貿易問題は収束に向かっています。
12月6日に発表された米雇用統計も良い結果となりました。
FOMCの結果では、米国の利上げは2021年以降と示されました。製造業PMIは悪いですが、貿易交渉が第一段階の合意となったことを受け改善に向かう可能性があるでしょう。非製造業のPMIも雇用統計も悪くありません。
米大統領選挙の年なので、株が下がるということは考えづらいでしょう。
なお、2016年のNYダウは17300ドルから19900ドルまで上昇!
日経平均は2万円から1万5000円割れまで下がり、再び1万9600円まで戻りました。
基本的に買えば勝てる相場です。2020年も恐らくそんな相場展開になるのではないでしょうか。
筆者はドル円も強いと思うので、CFDで日経平均を買います。
2万4000円から2万7000円くらいまで3000円程度の上昇を見越しています。
1枚の証拠金は2万4000円なので、40枚(約120万円)買って3000円抜くと120万円の利益です。ドル円は115円程度まで行くと思いますが、日経平均を買った方が10%程度資金効率が良くなります。
【GMOクリック証券CFD】 株式指数やゴールドの取引に超おすすめ!!
また、トライオートでETFにレバレッジを掛けてもいいかもしれませんね。
参考記事:米株は過去最高へ!この流れで儲けるには?
※こちらのバナーから無料で口座開設申込みが出来ます。
※キャンペーン詳細はインヴァスト証券トライオートETFのホームページを必ずご確認ください。