ビットコインが1ヶ月で約30万円も上昇しました。

今年は年初からビットコイン下落している印象ですが、３回の大きな上昇相場がありました。

２月には64万円から120万円台へ。
４月は70万円割れから107万円へ。
そして、7月は65万円から95万円へ上昇しました。

これをみると、70万円割れでしっかりと買いが入っていることが分かります。
ちなみに、65万円前後は中規模マイナーでもマイニングの採算が取れなくなる、いわゆる金の採掘価格と同じようなレベルです。一つ参考として覚えておいても損はないでしょう。

チャートを見てみましょう。

◇BTC/JPY週足チャート
出所：GMOコイン

チャート的には見事にトリプルボトムとなっておりますので、単純に見ると2月の120万円台の突破が期待できます。そうなると、次の節目は150万円ですから現状からざっくり60万円もの値幅を狙えることとなります。

では、それなりに材料があるのでしょうか。

今回はビットコインが今後も上昇していくかどうかの材料を見ていきたいと思います。

ブラックロックの仮想通貨市場発言がカンフル剤に

7/16（月）にブラックロックという600兆円もの巨額マネーを運用する資産運用会社が『ブロックチェーン技術を検証するチームを結成した』と発表しました。仮想通貨市場への参入を検討しているということです。

ブラックロック×仮想通貨というこれ以上ないビッグニュースに、市場は全力買いで反応。ビットコインは2日で71万円から84万円まで急騰しました。

◇ビットコイン/円（BTC/JPY）4時間足チャート
出所：GMOコイン

さらにビットコインETFを巡る問題は好転してきています。
7/28（金）にビットコインETFで一番有名なウォンクルボス兄弟のETFは否認されてしまいました。市場は5万円ほどの急落となりましたが、1日で価格を戻す需給の良さをみせてくれました。

そして、このETFの否認に対してSECのコミッショナーが「SECの役割を超えたものであり、ビットコイン市場の整備に悪影響を与えるだけではなく、イノベーションの阻害要因になりかねない。」と異議を唱えたのです。

まだ4つほどのビットコインETFが提出されており、9月半ばまで承認期間があるそうです。
ひろぴー氏の見解によると、Proshares（プロシェアーズ）のビットコインETFが一番有望で8月23日まで期限があるそうです。

つまり、プロシェアーズのETFの承認までは堅調な相場が続くのではないでしょうか。

また、シカゴオプション取引所がビットコインETFに関する書簡をSECに提出したり、ETFの承認フローが簡素化されるという動きも出てきております。
参考：いよいよ巨大マネーが流入？ETF期待高まる！

以前は明るいニュースにもほとんど反応しなかった仮想通貨市場ですが、最近では明るいニュースには素直に反応し、ネガティブニュースにはあまり反応しなくなっている需給の良さが確認できます。

世界的にも仮想通貨市場への明るいニュースは相次いでいます。

• ゴールドマンサックスサックスなどの大手金融機関の本格参入
• HuobiやBithumなどの大手取引所のグローバル展開の加速
• 米大手取引所であるコインベースの日本進出
• SBIバーチャルカレンシーズの本格始動
• コインチェックやみんなのビットコインの交換業者登録が間近

参考：コインチェックのサービス再開時期はいつなのか

さらには、現在停止されている国内の取引所のCMですが、近く広告ガイドラインが制定される模様。これにより大手取引所はCMを打ち出すことで新規の顧客が一気に流入。

GMOコインは、テレビCMや電車の広告で3ヶ月程度で10万口座以上もの獲得に成功しています。やはり、大規模広告は仮想通貨市場が低迷していた時期でも劇的なインパクトがあったようです。
参考：GMOコインの口座数が17万口座を突破

半年間の低迷期を追え、G20での大きな規制も出ずに落ち着きを取り戻してきた仮想通貨市場。
1ヶ月後には、驚くような価格まで上昇しているかもしれませんね。

【PR】ビットコインは上昇後になぜ下落？仮想通貨の値動き背景を知る方法

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