仮想通貨イーサリアムが7月23日に高騰し、26,000円台から30,000円台に到達しました。2020年2月以来初の年内高値更新に近づいている様子が見られます。
なぜ、現在イーサリアムが高騰しているのでしょうか。
イーサリアム財団は23日、イーサリアム2.0に移行するためのテストネットを8月4日にローンチすると発表しました。この発表がきっかけで、イーサリアムへの期待が高まり、買いが増えたと考えられます。
そもそもイーサリアム2.0とは
そもそもイーサリアム2.0とは何なのでしょうか。それは大規模アップデートのことです。
目的は以下の2点。
- ①PoWからPoSへの移行
- ②処理速度の改善
1つ目の「PoW(プルーフオブワーク)からPoS(プルーフオブステーク)への移行」の理由は、エネルギー効率を高めるためです。PoWでは、マイニングをするためにパソコンを使用し、膨大な量の計算と電力消費が必要になります。一方でPoSでは膨大な計算と電力消費がありません。
また、PoSはPoWと比べてマイナーの参入障壁が低めです。PoWでのマイニングは、専用のマシンが必要となるため、誰でもマイニングに参加できる環境ではありません。一方でPoSは、マイニングの参加条件が「通貨を保有すること」であり、誰でも気軽にマイニングできます。そのため、マイナーが偏ることなく分散化が可能です。
今回のアップデートでどうなるか
イーサリアム2.0への移行は、フェーズ0からフェーズ6までの7段階があり、現在はフェーズ0です。そして今回のアップデートでは、イーサリアム2.0で使用するメインネットワーク稼働のためのテストネットワークが開発された、というもの。
今回、一定時間内にバリデーター(ブロックチェーンの検証者)がテストネットで最低限必要なETHをステーキング(保有すること)できれば、テストネットはローンチされます。テストレットがローンチされたあとは、11月にはイーサリアム2.0がローンチされるのではないかと予想されています。
また、イーサリアムプロジェクトのメンバーであったAfri Schoedon氏は、「クライアントやプロトコルにバグが見つからない限り、2020年11月にイーサリアム2.0のビーコンチェーンはローンチされるだろう」と話しました。
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