2017年11月26日16時過ぎ。 ついにビットコインの価格が100万円を突破しました。
出所:coincheckスマホアプリ
100万円では多くの利益確定が出たようで、記事執筆時点では99万円前後で推移しています。
この上昇の背景には10/24(金)に行われた『ビットコインダイヤモンドの分裂』と『イーサリアムクラシックの半減期への盛り上がり』などが考えられます。
ビットコインは、これまで8月にビットコインキャッシュ(BCH)、10月にはビットコインゴールド(BTG)に分裂しています。 そして、今回のビットコインダイヤモンド(BTD)というわけです。
これまでビットコインが分裂するまでに5~10%程度の価格下落が起きるものの、最終的に分裂後に上昇するという相場となってきました。
さらに、分裂直後に取引できるようになった新しいコインを即売却してビットコインに移動させるという資金の流れが落ちるために、ビットコインの価格は下落しづらくなります。
■ビットコイン日足チャートと分裂日
出所:bitFlyer
ちなみに、今後予定されているビットコインの分裂は以下のとおり。
- 12月15日ごろ:スーパービットコイン
- 12月23日ごろ:ビットコインプラチナム
- 12月未明?:ビットコインシルバー
- 12月31日ごろ:ビットコインウラン
- 1月2日ごろ:ビットコインキャッシュプラス
筆者としては、決済用の暗号通貨であるビットコインが無秩序に分裂を繰り返すのは非常に疑問です。
しかし、分裂のたびに10%程度の上昇が行われるとなると、1月には150万円を軽く越えているのかもしれません。
現在でビットコイン(BTC)は約100万円、ビットコインキャッシュ(BCH)は18万円、ビットコインダイヤモンド(BTD)は10万円(1BTC=10BTD付与のため×10倍計算)あたりです。 そのため、実質的なビットコインの価格は130万円近くあると考えて良さそうです。
この新たな錬金術は、近い将来に世界的に規制が掛かりそうですが、トレーダーとしてはこの分裂と投資家の行動パターンを読んで利益を上げたいところですね。
ビットコインの今後の上昇要因
さて、ここでビットコインの上昇要因を考えておきましょう。
ざっと、以下の3つでしょうか。
- CMEグループ等のビットコインデリバティブ取引の開始
- ファンドによる仮想通貨取引の参入
- 世界的な取引所の増加
CMEグループの先物取引は12月半ばには取引が開始されるといわれております。
また、この取引が始まるとビットコインETFなどのデリバティブ商品の取引が始まり、大手金融機関やファンドによる仮想通貨市場への参入も考えられるのです。
日本では、金融庁から承認を受けている取引所が11社あります。
そして、現在取引所として申請中が17社もあるのです。世界的にもビットコインの取引所は続々と出てきており、それらの取引所が顧客にビットコインを売買するためにまずビットコインを買い付けるという動きが起きます。
そのため、ビットコインは非常に底堅く推移しやすくなるのです。
ビットコインの今後の下落要因
では、下落要因は何でしょうか。
- 中国のマイニング問題
- 大手取引所の破綻
- ビットコインキャッシュへのハッシュパワーの移動
たくさん上げればキリが無いですが、ざっとこの3つでしょうか。
可能性は低いですが、中国でビットコインの取引が規制されたように、マイニングも規制される可能性もあります。
実際、ある水力発電所がマイナーへの電力供給を止める告知を行った例もあります。
また、水力発電は冬になると電気代が上がるので、若干のマイニングコストの上昇がビットコインに影響を与えるのかもしれません。
また、稀に噂されるのが、『米国の取引所であるpoloniexがヤバイ』という噂です。
真相は分かりませんが、銀行と同じで噂が流れると顧客は別の取引所に資金を移動させます。
そうすると、取引所は経営が苦しくなり破綻。。となる可能性も否めません。
抑えておきたいのは、ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)の関係。
先日、ビットコインのマイナーがビットコインキャッシュに移動したためにビットコインの送金が24時間ほどに遅延。
ビットコインが20万円ほど暴落したという事件がありました。
下にビットコインとビットコインキャッシュのマイニングパワーの比率とチャートを掲載します。
BCHにマイニングパワーが流れた時にビットコインの価格が下落していることが一目瞭然です。
BTCとBCHのマイニングパワーの比率
出所:fork.lol
ビットコイン4時間チャート
出所:bitFlyer
分裂を繰り返すビットコインを見て、マイナーがビットコインキャッシュに意図的に移動する時が増えてきています。
この問題は、まだまだ続いていますので、今後の定期的にBTCが暴落してBCHが暴騰するという流れが起きそうに思えます。
結論はビットコインFXやろう!
という感じで基本的には上昇トレンドを維持しながら乱高下が激しいビットコイン。
これで収益を効率的に上げるためには、売りもできてレバレッジも掛けられる(最大25倍)ビットコインFXが有利です。
筆者はメインとしてbitFlyerで取引していますが、最近はGMOコインもアツいです。
20~100枚をぶん回すのであればbitFlyerの方がまだ良い気がしますが、10BTCくらいしか取引しないよーという方はGMOも使いやすいです。
とりあえず、スマホの操作性と見易さ、発注系統は他の取引所の比ではありません。
参考:GMOコインで仮想通貨FX!(ポジション公開)
というわけで、みんなでビットコインFXを盛り上げて取引環境をもっと良してもらいたいですね。
ビットコインでのFX取引ならGMOコイン